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男性だって細やかな支援は可能です!~同性介護ってどう思う?~ / 渡邉丈寛

男性だって細やかな支援は可能です!~同性介護ってどう思う?~
渡邉丈寛

2022年2月に開設された新潟事業所ですが、開設当初から常に人員不足の状況にさらされています。求人には男性女性問わずご応募いただいていますが、新潟事業所では重度訪問介護の支援に入っていただく為の資格を入社時に県外カレッジ教室での受講を経て取得していただく必要があり、実際に現場に入っていただくまでに一定の時間や労力を要します。

そうしたハードルを越えて入社してくださったアテンダントの皆さんに、フル回転でクライアントの日々の暮らしを支えていただいています。

 

「同性介護」は介護の基本とも呼べるものでもあり、利用者の尊厳やプライバシーを守るために重要なことですが、実際の現場では人手不足や、未だ収まらないコロナウイルスの影響などで、同性介護が十分に行えておらず、クライアント・アテンダント双方の負担が大きくなってしまっている状況が部分的にあります。

また現在の新潟事業所では男性クライアントでも女性アテンダントを望む需要もあり、女性アテンダントが中心となり過ぎた、偏った環境も一部作り出してしまっているかもしれません。

 

同性介護はコミュニケーションや信頼関係を築きやすいメリットがあり、同じ性別の人の身体的な特徴や感覚に理解があるため、支援そのものの質も向上が見込めます。

 

決して潤沢とは言えない人員ですので、適した場所に適した人材を配置することで、各々無駄なくパフォーマンスを発揮してもらい、アテンダント・クライアント双方の負担を最小限に抑えることがこの先重要になってくるものと考えています。

新潟にはまだまだ支援を望む「小さな声」が多く潜在していると思いますから、どんな声にもお応えしていく為の環境づくりをしていかなければいけません。

今年も残り1ヵ月となり、年明け2024年は男性の活躍の場をもっと拡げ、男性女性が等しく現場で活躍できる事業所を目指し、事業所としての質を上げていきたいと考えています。

プロフィール
渡邉丈寛 ホームケア土屋 新潟

050-3733-3443