重度訪問介護で働くメリットは?需要はあるの?神奈川の求人もご紹介
2006年から現行の名称でのサービス提供がスタートした重度訪問介護は、当初は重い肢体不自由のクライアントを対象とした障害福祉サービスでした。
現在ではサービスを提供する対象を重い精神障害や知的障害のクライアントにまで拡充し、介護施設ではなく、慣れ親しんだ地域の住み慣れた自宅で暮すことを希望するクライアントの意思を尊重し、介護サービスを提供しています。
介護サービスのなかでは比較的制度の創設から日が浅く、また家族などが利用していない限りなかなか接する機会の少ない重度訪問介護ですが、今後は認知度の高まりとともにより一層の需要拡大が見込まれており、求人件数の増加が続いています。
そこで今回は重度訪問介護の需要と、重度訪問介護で働くことのメリット、そして求人情報などについてご紹介していきます。
特に神奈川県で重度訪問介護が気になっている方は、最後までご覧ください。
重度訪問介護の需要
重度訪問介護は、重度の肢体不自由・知的障害・精神障害などに該当し、障害程度区分4以上と認定されている方をサービスの提供対象としております。
一人ひとりの意思が尊重される社会意識の高まりのなかで、上記のような障害をもっていても介護施設に入居するという選択ではなく、自宅や地域での生活を継続することで自分らしくあり続けたいと考えるクライアントの意思を尊重する一助となっています。
近年では重度訪問介護の存在が徐々に認知され始めた段階で、今後も「在宅介護のサポートをしてほしい」、「自立した生活を送る支えになってほしい」と希望するクライアントの増加が見込まれます。
重度訪問介護で働くことのメリット
今後も高い需要があると予想される重度訪問介護ですが、重度訪問介護の求人に挑戦してみることのメリットはどのような部分になってくるのでしょうか。
重度訪問介護の特徴を踏まえて、確認してみましょう。
重度訪問介護で働くメリット①専門的なスキルが身に付く
重度訪問介護では、訪問介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護で担当するクライアントである介護保険の第一号被保険者とは異なり、障害や身体的なハンデを抱えている方を対象に、介護サービスを提供します。
そのため障害に対する理解や障害をもつクライアントへの接し方を学びながら、家族が抱える悩みに寄り添った介護サービスのあり方を身につけることができます。
クライアントに対する理解を深めることは、アテンダントとしてのスキルアップにもつながりますし、今後のキャリアとして管理職を目指したり、介護全体に携わる職種への転職を検討したりする際にも、重度訪問介護への従事で身につけた障害福祉に対する理解は必ず役立ちます。
重度訪問介護で働くメリット②一人のクライアントにじっくり向き合える
例えば定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、1日のなかで1回15分程度の訪問を複数回行います。
アテンダントはクライアント宅を巡回しながら介護サービスを提供しますので、ゆっくりとクライアントに向き合う時間は取れないことが多いです。
また一般的な訪問介護も同様で、90分程度の訪問を1日に何件か担当しますので、常に様々なクライアントと接し、スケジュール通りに勤務を進める必要があります。
一方の重度訪問介護では、クライアントが常時の介護や見守りを必要としていますので、3交代制もしくは4交代制で一人ひとりのアテンダントが長時間の介護サービスを提供していく形になります。
6時間ないしは8時間ほど、クライアントと1対1で向き合いながら介護サービスや見守りを提供していきますので、他の介護サ―ビスよりも時間や慌ただしさに忙殺されることなく、自分が理想とするクライアントとの向き合い方や、心のこもった介護を提供することが可能です。
重度訪問介護で働くメリット③コミュニケ―ションスキルが身につく
重度訪問介護を利用するクライアントによっては、言葉を発することが難しかったり、言語でのコミュニケーションを不得意とされている方もおおいです。
そのため重度訪問介護に従事するアテンダントは、クライアントの目線や表情、手のしぐさといったシグナルを見逃さず、必要とされているサービスを提供することができるよう、配慮していく必要があります。
これまで訪問介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護などで要介護クライアントとコミュニケーションをとってきたアテンダントにとっては違いを感じる点も多々ありますが、障害福祉を通して様々なクライアントとのコミュニケーションスキルを身につけることができます。
重度訪問介護の求人。どんな点に気をつけるといい?
「障害をもつクライアントの役に立ちたい」、「障害福祉を学んで、介護技術をスキルアップしたい」と考えて、重度訪問介護の求人を探す際は、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。
まず第一に確認していただきたいのは、研修やOJTの体制についてです。
重度訪問介護を提供するアテンダントには重度訪問介護従業者養成研修の受講が義務付けられているため、障害に対する正しい知識や緊急時の対応などについては、研修内でしっかりと学ぶことができます。
しかしながら実際に現場デビューをするときには緊張してしまったり、分からない部分が出てきてしまったりすることが予測されますので、研修やOJTの制度が整った事業所の求人を中心に、勤務条件を確認してみるとよいでしょう。
特にシフト制での勤務が中心になる重度訪問介護の場合、「どの程度の頻度で夜勤が入るのか」や「クライアント宅へは直行直帰なのか。車の運転が必要か」など、入社後のイメージギャップを避けるためにも、細かい勤務条件の確認は、事前にチェックしておくとよいでしょう。
神奈川の重度訪問介護ならホームケア土屋へ
株式会社土屋グループが日本全国で運営する重度訪問介護事業所のホームケア土屋は、神奈川県相模原市にホームケア土屋 かながわを、神奈川県藤沢市にホームケア土屋 ふじさわという2つの事業所を展開し、神奈川県内に重度訪問介護を提供しています。
介護業界で躍進を続ける株式会社土屋グループ内の事業になりますので、しっかりとした研修体制やOJTの仕組み、また働きやすいアテンダントファーストの環境が特徴です。
重度訪問介護に初めて挑戦するという方の場合は、グループ企業にて重度訪問介護従業者養成研修をお得にご案内することも可能ですので、ぜひ一度お問合せください。