「重度訪問介護は単価が安い」「給料が労働に見合わない」——そんな話を耳にして、就職や転職をためらっている方は少なくありません。たしかに重度訪問介護の単価は他のサービスより低めですが、それには理由があり、そして給与は工夫しだいで上げられます。
この記事は、これから重度訪問介護で働きたい方や、現役で給与に不安のある方に向けたものです。単価が低めと言われる理由を報酬の仕組みから解き、資格手当や処遇改善加算、事業所選びで給与を上げる方法までを整理します。利用者・ご家族の目線での費用や単価の見方は、重度訪問介護とは?対象・できること・費用をやさしく解説をご覧ください。
結論|単価は低めでも、給与は上げられる
つまり、「単価が安い=この仕事は割に合わない」と決めつける必要はありません。なぜ低めなのかという構造を理解したうえで、給与を上げる手立てを知っておけば、働き方の選択肢は広がります。順に見ていきましょう。
そもそも介護報酬はどう決まる?
介護報酬は金額そのものではなく「単位」で定められ、地域ごとの単価(1単位あたりおおむね10〜11.40円)を掛けて金額になります。都市部ほど単価が高く、地方ほど低めに設定されています。サービスの種類によっても単位は異なるため、「1時間あたり何円」と一律に言い切ることはできません。
具体的な単位数は報酬改定(原則3年ごと)で変わります。最新の数値や調べ方は、最新の単価表の確認方法でまとめています。
なぜ重度訪問介護は単価が低めなのか
長時間・見守り込みの包括的な設計だから
重度訪問介護は、常に介護を必要とする方を長時間にわたって支えるサービスです。身体介護・家事・見守りが細かく区分されず一体で提供されるため、時間あたりの単価は低めに見えます。一方、居宅介護は短時間で身体介護・家事援助などを明確に分けて提供するため、単価は高めです。長く使えるように設計された制度である、と捉えるのが正確です。
公費でまかなう報酬から運営費も支出されるから
重度訪問介護の報酬は、障害者総合支援法にもとづき公費でまかなわれています。事業所が受け取る報酬から、アテンダントの給与だけでなく、事業所の運営費や事務職の人件費なども支出されます。この構造も、現場で受け取る給与が低めに感じられる一因です。
それでも給与を上げる4つの方法
- 資格を取って資格手当を得る:介護福祉士・実務者研修・統合課程(医療的ケア対応)などの資格は、月給に上乗せされる資格手当の対象になることが多いです。
- 処遇改善加算のある事業所で働く:「福祉・介護職員等処遇改善加算」は、職員の賃金改善を目的とした加算です。令和6年6月に従来の3加算が一本化され、重度訪問介護も対象です。加算を取得し、きちんと配分している事業所を選ぶことが給与に直結します。
- 夜勤手当など各種手当を活かす:長時間・夜間の支援が多い重度訪問介護では、夜勤手当や各種手当が収入を押し上げる要素になります。
- キャリアアップを目指す:現場のアテンダントから、サービス提供責任者や事業所運営の役割へとステップアップすることで、給与水準を上げられます。
給与で損をしないための事業所選び
同じ職種でも、事業所の方針しだいで待遇は変わります。チェックしたいのは、次のような点です。
- 処遇改善加算を取得し、職員の賃金にきちんと配分しているか
- 資格取得の費用補助や研修の仕組みがあるか(未経験から始めやすいか)
- 経験や資格だけでなく、意欲や取り組みも評価する仕組みがあるか
- サービス提供責任者やマネージャーなど、キャリアの道筋が用意されているか
ホームケア土屋は全国47都道府県で重度訪問介護を展開し、グループの土屋ケアカレッジで未経験からの資格取得を支援しています。給与や働き方の具体は、採用サイトやオンライン説明会で確認できます。
給与を上げる第一歩は、資格から
単価の低さは、資格と事業所選びでカバーできます。土屋ケアカレッジなら、未経験から統合課程まで学べ、資格手当やキャリアアップにつながります。働き方や待遇を知りたい方は、採用サイトやオンライン説明会もご覧ください。
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