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重度訪問介護を受けられない介護難民が増えている?原因と対処法を紹介

重度訪問介護を受けられない介護難民が増えている?原因と対処法を紹介

重度訪問介護を受けられない介護難民が増えている?原因と対処法を紹介

高齢化が進む現在、介護を必要としている人は年々増えているにも関わらず、支援が受けられない高齢者「介護難民」が増加しており、国の大きな問題になっています。

高齢者だけに限らず、重度の肢体不自由または知的障害・精神障害により、自宅での介護を必要とする方の中にも、支援を受けられずに困っている方が増えています。

今回は、支援を受けられずに困っている重度障がい者の介護難民について紹介します。

介護難民とは?

介護難民とは、介護や支援を必要としているにもかかわらず、少子高齢化やスタッフの人手不足、経済的問題などにより、必要な支援を受けられない人たちのことです。

高齢者だけでなく、障がい者も必要な介護・支援を受けられなくて困っている方が年々増えています。

重度訪問介護とは?

重度訪問介護とは、肢体不自由または重度の知的障害・精神障害により常に介護を必要とする方に対し、アテンダントが自宅に訪問し、入浴、食事、排泄などの身体介助、調理、洗濯、掃除、買い出しの代行などの生活支援を行うことです。

なお、重度訪問介護を行っている方を「重度訪問介護従事者」といいます。

重度訪問介護を必要とする介護難民が増えている原因とは?

重度訪問介護を必要とする介護難民が増加している主な原因は以下の通りです。

  • 経済的問題
  • 家庭での介護が難しくなっている
  • スタッフの不足

それぞれ順に説明します。

経済的問題

重度の障害を患っている方は、基本的に働きに出ることができません。そのため、経済的な理由から支援を受けたくても受けれない方が増えています。

また、現在生活に必要な日用品・食品が値上げされ続け、障がい者年金だけで生活をするには限度があります。

家庭での介護が難しくなっている

以前は、2世帯以上で暮らしている家庭が多くありました。しかし、時代が進むにつれ、夫婦共働きが当たり前になりつつあります。一人で暮らしている方も増えています。そのため、家族から介護を受けられる障がい者も減っていく一方です。

スタッフの不足

前述したとおり、経済的な理由や家族介護体制の希薄化によって重度訪問介護を必要とする方の人数は年々増えてきています。介護を必要とする方が増えれば介護スタッフの需要が増え、重度訪問介護従業者の需要も右肩上がりになることは容易に想像できるでしょう。

しかし、無資格でも働くことができる介護施設の介護士と違い、重度訪問介護従事者になるには資格を取得する必要があるため、重度訪問介護従事者の人数は大幅に不足しています。

重度訪問介護従事者が増えれば、支援を受けられない重度障がい者も減っていくでしょう。

重度訪問介護従事者になるにはどうすればいい?

重度訪問介護従事者になるには、重度訪問介護従業者養成研修を修了する必要があります。

重度訪問介護従業者養成研修は以下の4課程に分けられています。

  1. 基礎課程
  2. 追加課程
  3. 統合課程
  4. 行動障害支援課程

それぞれ順に紹介します。

基礎課程

基礎課程では、重度訪問介護従事者として働く上で基本となる「介護技術の実習」や「職業倫理の講義」を学びます。

基礎課程を修了後、障害者区分4〜5の利用者さんを対象に支援を行えます。

追加課程

追加課程は基礎課程を修了している方のみ受講可能な研修です。

緊急時や事故時の対応方法などを学ぶことができます。

追加課程を修了後、障害程度区分6の利用者さんを対象に支援を行えます。

統合課程

統合課程は、上記の「基礎課程」と「追加課程」両方の内容を学べる研修です。

基礎課程と追加課程に加え、喀痰吸引(第3号研修)や経管栄養などの医療的ケアを学ぶことができます。

なお、研修を修了しただけでは利用者さんへの喀痰吸引、経管栄養を行えませんので注意してください。

利用者さんへ医療的ケアを行うには、研修修了後、医師や看護師の指導のもと実地研修を修了する必要があります。

行動障害支援課程

行動障害支援課程とは、重度な知的障害や精神障害を患っている方へ重度訪問介護サービスを提供するための研修です。障害の特性、障害への理解、支援方法などを学びます。

行動障害支援課程を修了することにより、肢体不自由の方の重度訪問介護だけではなく、知的障害や精神障害を患っている方へのサービス提供も可能になります。

重度訪問介護従業者養成研修の費用

重度訪問介護従業者養成研修の費用はスクールや地域によって異なりますが、基礎課程と追加課程、それぞれ約15,000円〜20,000円が一般的です。

なお、統合課程は30,000円程度が相場です。

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ホームケア土屋のグループ会社である土屋ケアカレッジでは、重度訪問介護従業者養成研修 統合課程を最短3日で取得することができます。

また、経済的な理由で資格取得を踏みとどまっている方を減らし、重度訪問介護従事者を少しでも増やすために、研修費用を割引価格で受講できるキャンペーンを行っています。

キャンペーンに加え、無料で受講できる「キャッシュバック制度」もございますので、興味のある方はぜひホームページをチェックしてみてください。

重度訪問介護事業者が増えれば支援を受けられる人が増える!

今回は、重度訪問介護を受けられずに困っている「介護難民」について紹介しました。

介護を受けられずに困っている介護難民は、高齢者だけではありません。重度の障害を患っているたくさんの障がい者も、支援が受けられずに困っています。

支援が受けられず介護難民が増え続ける原因に、経済的な問題や家庭内介護が難しくなっていること、重度訪問介護従事者の不足が挙げられます。

重度訪問介護従事者は施設で働く介護士と違い、資格を取得する必要があるため、常にスタッフの人数が不足しがちです。介護難民の効果的な対処法はスタッフの数を増やすことです。

ホームケア土屋のグループ会社である土屋ケアカレッジでは支援を受けられずに困っている方を少しでも減らすため、最短3日で取得できる「重度訪問介護従業者養成研修 統合課程」の研修を開催しています。

重度訪問従事者になって、支援を受けられない方を一緒に支えていきませんか。

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