重度訪問介護の事業所って?事業所の概要や事業内容を徹底解説。
重度訪問介護は、重い肢体不自由や知的障害、精神障害を患っているクライアントに対する障害福祉サービスです。
重度訪問介護事業所では、クライアントが住み慣れた自宅で生活を続けることができるように訪問型のサービスを提供しています。長時間のサービス提供を想定して創設された介護制度ですので、基本的には1回の訪問で8時間から12時間程度の介護を行う場合が大半です。
特にホームケア土屋では365日24時間対応のサービス提供と、有資格者による医療ケアの対応を通して、全ての人が自分らしく過ごすことのできるお手伝いをさせて頂いております。
今回は重度訪問介護の事業所の概要と、重度訪問介護事業所で行う事業の内容についてご紹介していきます。
ホームケア土屋では、2023年に47都道府県に重度訪問介護の事業所を展開を果たし、日本全国で重度訪問介護のサービスを提供しています。重度訪問介護についてのお問い合わせはお気軽に各事業所までお願いいたします。
重度訪問介護の事業所が提供するサービス
重度訪問介護の事業所は、重い障害を患っている方のご自宅にホームヘルパーを派遣し、入浴や食事、排泄などのお手伝いを行います。
身体に触れる介護サービスはもちろんのこと、家族からの相談を伺ったり、自宅以外の場所への外出をサポートしたりと、クライアントの生活全般をお手伝いさせていただきます。
重度訪問介護の対象となる方と料金
重度訪問介護は、厚生労働省が管理する障害福祉サービスです。
重度訪問介護を利用したい場合は、以下の条件を満たしている必要があります。
●重度の肢体不自由・知的障害・精神障害により、行動上著しい困難を有する障害者であって常時介護を要する方
●障害支援区分4以上で、次の(1)、(2)のいずれかに該当する方
(1)次のaおよびbの両方に該当する方
a 二肢以上に麻痺などがある
b 障害支援区分の認定調査項目のうち、「歩行」「移乗」「排尿」「排便」のいずれも「支援が不要」以外と認定されている
(2)障害支援区分の認定調査項目のうち行動関連項目等(12項目)の合計点数が10点以上である
(例)ALSや、筋ジストロフィー、多系統萎縮症などの難病、脳性麻痺、脊髄損傷、重度心身障害、強度行動障害などの方
重度訪問介護の利用にあたっては自己負担額の上限が定められており、基本的にクライアントにお支払いいただく自己負担額の上限は、0円から37,200円までとなっています。
【参照】重度訪問介護(厚生労働省)
ホームケア土屋が提供する重度訪問介護の特徴
ホームケア土屋では、重度訪問介護のサービスを必要としている全ての方が、住み慣れた地域の住み慣れた自宅でお過ごしいただけるよう、障害福祉サービスを提供することを目的としています。
そのため24時間365日のサービス提供体制を整え、特にご家族への負担が大きい夜間を中心に、8時間以上の長時間に渡って重度訪問介護を提供させていただいております。
特にホームケア土屋ではヘルパーが喀痰吸引などの医療ケアを行えるように、同一法人が運営する重度訪問介護従業者養成研修(統合課程)をヘルパー全員が受講できる体制を整えております。
現在では重度訪問介護従業者養成研修(統合課程)を修了した約1300人のヘルパーがホームケア土屋に在籍していますので、日本全国からのご依頼に対応可能となっています。
クライアントの大切な命に関わるサービスとなりますので、ホームケア土屋ではしっかりと研修を修了したヘルパーのみが重度訪問介護のご依頼に対応させていただきます。
重度訪問介護の事業所が提供する事業内容
重度訪問介護は、重度の肢体不自由や知的もしくは精神的な障害を患い、公的な介助を必要とされている方に向けて介護サービスを提供しています。
クライアントの生活全般をサポートするための具体的なサービス内容は以下のとおりです。
重度訪問介護のサービス内容①身体介護
入浴や排泄の介助、また食事を摂取する際のサポート、そして着替えや歯磨きといった身支度に関する介助を「身体介護」といいます。
クライアントのお身体に直接触れて、お一人おひとりの状態に合わせた介護を行います。
重度訪問介護のサービス内容②家事援助
クライアントにとっての生活必需品の買い出しや、食事のための調理、また掃除や洗濯などのお手伝いが「家事援助」です。
クライアント自身で操作することが難しい家電の操作なども家事援助に含まれます。
直接お身体に触れて行う介助は少ないですが、クライアントの日常生活に欠かせない介助です。
重度訪問介護のサービス内容③移動介護
「移動介護」はクライアントが外出や通院などで出かける際の準備や、移動中の介助などを行う、クライアントが住み慣れた自宅で過ごす上では欠かすことができないサービスです。
重度訪問介護のサービス内容④その他
重度訪問介護は1回の訪問で8時間から12時間、時には3人のヘルパーが交代で24時間というように、長時間のサービス提供が基本です。
そのため一般的な訪問介護のように数時間の訪問でタスクをこなす必要がなく、クライアントからの指示で「一緒にテレビを見る」「話し相手になる」といった穏やかな時間をとりやすいという特徴があります。
クライアントからの相談を受けたり、日用品などに関するアドバイスをしたりなど、ヘルパーはクライアントのよき話し相手となります。
また「見守り」という形で、長時間にわたってクライアントの様子を見守るのも、重度訪問介護の特徴です。
汗のかき具合で室温の調整や着替えなどを行う、床ずれを防ぐために数時間単位で体位を変える、必要に応じて水分補給や喀痰吸引を行うなど、クライアントの様子を見守り、適宜対処していきます。
重度訪問介護の事業所なら、ホームケア土屋にご相談を
ホームケア土屋では日本全国に重度訪問介護の事業所を展開していく中で、必要とされる重度訪問介護を全ての人に届けたいと考えています。
特にヘルパーの提供するサービスの質の高さにこだわり、ホームケア土屋で勤務するヘルパーは、同一法人が展開する重度訪問介護従業者養成研修(統合課程)を修了しております。
厚生労働省の定める重度訪問介護の利用資格に適合しており、重度訪問介護の事業所をお探しの場合はどうぞお気軽にホームケア土屋までお問い合わせください。