重度訪問介護で働く介護士の一日例
現在、就職活動中で職業の選択肢の中に介護職がある人や、すでに介護現場で活躍している人にとって、介護関連の資格に魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。
資格取得後はスキルアップやキャリアアップに繋がりやすいです。
介護職関連の資格はいくつかありますが、今回は『重度訪問介護』について掘り下げていきます。
その中で、重度訪問介護資格取得後、実際にどのような仕事をするのか、1日のスケジュールや仕事の流れを例に挙げてご紹介していきます。
重度訪問介護従業者養成研修を修了し、就職後の自分の生活を具体的にイメージすることで、勉強のモチベーションが上がります。資格取得を迷っている場合は、自分の適正を踏まえて検討するためにも、仕事場面を想像しながら読んでみてください。
重度訪問介護従業者とは
重度訪問介護従業者とは市区町村の各自治体が実施する認定調査において「障害支援区分4〜6」に分類されるような、重度障害者への介護支援に特化したアテンダントのことです。
重度障害者に関わるために必要な知識や介護技術について養成研修を受けて、資格を取得しなければなりません。
重度障害者は肢体不自由だけでなく、知的障害や精神障害も対象に含まれます。
重度訪問介護従業者養成研修を修了すれば、重度訪問介護従業者として、クライアントの自宅へ訪問し、生活に必要なさまざまな支援を行えるようになります。
重度訪問介護従業者になる3つのメリット
重度訪問介護従業者の資格を取得して、重度訪問介護従業者になる3つのメリットについてご紹介します。
- 介護職の中でスキルアップできる
- 需要が高く、就職に困らない
- 重度訪問介護での経験はキャリアアップに繋がる
それぞれ順に説明します。
介護職の中でスキルアップできる
医療的ケアも必要になる重度障害者への支援方法を習得することは、介護業界の中でスキルアップできる大きなチャンスです。
重度訪問介護従業者養成研修にて得た知識や技術は高齢者だけでなく、障害者へとアテンダントとして支援できる対象が広がります。
需要が高く、就職に困らない
重度訪問介護を必要とするクライアントは、年々増加傾向にあります。高まる需要を受けて、数ある事業所の中でも重度訪問介護を実施する仕事場が増えています。
そもそも、アテンダントにとって、重度訪問介護従業者養成研修の資格取得は大きな武器です。
訪問介護サービスを提供する職場など、転職する際に採用されやすくなるでしょう。
重度訪問介護での経験はキャリアアップに繋がる
アテンダントにとって重度訪問介護従業者養成研修にて資格を取得し、実務経験を積むことは介護業界においてキャリアアップに繋がります。
需要が高まっていくことが予想される重度訪問介護。資格を持つだけでなく実務経験があるアテンダントは、多くの現場で重宝されます。
最終的にサービス管理責任者などの管理職を目指す場合、今後の将来設計のために重度訪問介護従業者養成研修を修了しておくことは大きなメリットです。
重度訪問介護従業者養成研修は受講資格の制限がない
重度訪問介護従業者として活躍するには「重度訪問介護従業者養成研修」という各都道府県知事に指定される研修を修了していなければなりませんが、その受講資格には制限がありません。
従業歴や保有資格などの条件は設けられておらず、年齢や学歴も不問なので、誰でも受講することができます。
土屋ケアカレッジでは実質無料で研修を受けられる
現在、土屋カレッジでは通常価格は30,000円からテキスト代込みで27,000円(税込み)で研修を受講できるキャンペーンを実施しています。
さらに研修修了後に株式会社土屋が運営している事業所へ就職する場合、全額キャッシュバック制度により研修費用は実質無料になります。
重度訪問介護従業者の一日
ここでは、重度訪問介護従業者の一日について具体的に解説していきます。
サービス内容
重度訪問介護の具体的なサービスは、クライアントの自宅に直接訪問して行われます。
具体的には
- 食事や着替え、入浴や排せつなど『身体介助』
- 調理や洗濯、掃除などの『家事援助』
- 受診などの外出に際しての『移動援助』
以上のようなクライアントの日常生活に関わる全般的な支援を行います。
注意が必要なのは、これらのサービスはクライアント本人のみに提供されます。クライアントに同居の家族がいる場合、料理や洗濯、掃除など共用部分はアテンダントの仕事に含まれていません。
あくまでも利用するクライアント本人に身体介助・家事援助・移動介助など、サービスを包括的に提供することが重度訪問介護のお仕事です。
日勤での一日
例①日勤:9:00~18:00 二交代制:日勤
基本的には直行直帰である事業所がほとんどです。
午前9:00 クライアント宅に訪問
- 朝食の支度 クライアントに希望を聞き、メニューを決める
- 調理した食事を介助で提供し、食後は口腔ケアや食器の片づけを行う
- 外出の支度 着替えや髪型、化粧など身支度を行う
- 車いすへの移乗、外出、見守り 病院受診などクライアントが用事を済ませている間は待機
- クライアント宅に帰宅
午後18:00 業務終了 帰宅する
夜勤での一日
例②P22:00~7:00 二交代制:夜勤
午後18:00 クライアント宅に訪問
- 夕食の支度 クライアントに希望を聞き、メニューを決める
- 調理した食事を介助で提供し、食後は口腔ケアや食器の片づけを行う
- 入浴介助 介護機器、吊り上げリフトを活用しながら介助する
- 見守り、待機 クライアントテレビやゲームなどでくつろいでいる時間帯は指定された場所で待機する
- 排泄介助 尿瓶や採尿バック、オムツなど排泄物を捨てる
- 吸引 淡がゴロゴロしていた時は適宜吸引を行う
- クライアントの就寝支度 呼吸器や呼び出しボタンなど異常がないか確認する
- 就寝 クライアントの状態確認を定時行いながら夜間体位交換を数回行い、水分補給などの介助を行う
- ゴミ出しや洗濯など必要に応じて家事
午前9:00 業務終了 帰宅する
基本的には、クライアント個々の生活スタイルに合わせてサービスを提供していきます。
重度の障害があっても、一個人としての自由意思や決定権が尊重されるように注意してサービスを提供しましょう。
ホームケア土屋では重度訪問介護従業者を募集しています!
重度訪問介護はクライアントが思い入れのある自宅で、自分らしく生活するお手伝いを行うお仕事です。基本的に1日1件のお宅に訪問します(直行直帰がほとんどです)。
常勤でも非常勤でも、自分の生活状況に合わせて柔軟にシフトを組んでもらうことも可能です。
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