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重度訪問介護の求人はなぜ少ない?将来性は?知っておくべき重度訪問介護の実態

重度訪問介護の求人はなぜ少ない?将来性は?知っておくべき重度訪問介護の実態

重度訪問介護の求人はなぜ少ない?将来性はあるの?知っておくべき重度訪問介護の実態

重度訪問介護業界の求人状況はどのようになっているのでしょうか。

今回は、「重度訪問介護の求人は多いのか?」という疑問に対してお答えしながら、昨今の重度訪問介護のニーズについて詳しく解説していきます。

重度訪問介護における求人数の実態

「重度訪問介護の求人は多い?」という質問に対して結論からお答えすると、重度訪問介護の求人は、他の介護サービスの求人に対して、少ない傾向にあります。

重度訪問介護の求人の現状について、クライアントのニーズを踏まえて、他の介護サービスと比較しながら紐解いていきます。

重度訪問介護の求人数は他の介護サービスに比べ少ない

重度訪問介護の求人数は、他の介護サービスの求人に比して少ない傾向にあります。

“訪問介護”と“重度訪問介護”の求人を、とある求人サイトで検索してみると、”重度訪問介護”の求人数よりも、”訪問介護”の求人数の方が5倍という結果になりました。

利用者数、事業所数、求人数ともに、訪問介護に比べて重度訪問介護の方が少ないのが現状です。

重度訪問介護のニーズは高いが潜在的な利用希望者が多数

重度訪問介護のニーズ自体は多く、また潜在的な利用希望者も一定数存在すると言われています。

しかし、地方に行けば行くほど、”障害者は家族が診るもの”という近隣住民からの目が、未だに後ろめたさを感じさせるという声があることも事実です。

こういった現状が潜在的な利用希望者が利用に踏み出せない原因の1つになっているのです。

また、重度訪問介護はクライアントの自己負担や利用可能時間に地域格差があり、ニーズが高いけれども実際の利用を躊躇している方も多数存在します。

重度訪問介護の診療報酬は低単価

重度訪問介護の診療報酬は、他の介護業務の診療報酬と比べて低単価です。

介護における報酬は、単位数×単価で決まり、1単位=10円が目安です。

介護サービスの提供時間を1時間以上1時間30分未満として、例を挙げて説明すると、介護保険を利用した居宅介護サービスである、居宅における身体介護サービス(いわゆる訪問介護の身体介護)は、584単位になります。

一方、重度訪問介護サービスは275単位で、その差は309単位もあります。

介護保険を利用した身体介護サービスの方が、倍以上診療報酬が高く設定されているということです。

そのため、事業所の経営状態によっては、需要があるのに“診療報酬が低単価だから”という理由で、重度訪問介護クライアントを受け入れられないという事業所もあるのです。

重度訪問介護の従事希望者が少ない

重度訪問介護の求人は他の介護サービスに比べると少ない傾向にありますが、クライアントのニーズは高く、前述のように利用したくてもできない方がいらっしゃるのも事実です。

社会から必要とされている重度訪問介護ですが、求人が少ない背景の一つに、”重度訪問介護の従事希望者が少ない”ことも挙げられます。

重度訪問介護の従事希望者が少ない理由としては、主に以下のような理由が挙げられます。

  1. 基本的に1対1での対応となるため、技術面で不安を感じてしまう
  2. 24時間対応の仕事になるため、勤務時間が不規則かつ長時間で体力的にもハード
  3. クライアントとのコミュニケーションが難しく、トラブルが発生する可能性がある
  4. 賃金が低く、仕事内容に見合わない

このように、重度訪問介護の仕事は、働く側の視点から見てもネガティブなイメージを持たれやすく、従事希望者は依然として少ない状況にあります。

どんな仕事にも大変な面はありますが、重度訪問介護の仕事はそれ以上にやりがいのある仕事です。
クライアントへ寄り添いゆっくり介護を提供してくれるヘルパーは、クライアントにとって唯一無二のかけがえのない存在であると言っても過言ではありません。

単なる介護サービスの提供だけでなく、クライアントとの信頼関係を築き、心と心の繋がりが生まれることは、重度訪問介護サービスならではの至極の喜びと言えるでしょう。

ホームケア土屋は重度訪問介護サービスの改善を目指すパイオニア

他の介護サービスと比して、求人の少ない重度訪問介護ですが、実際にはそのサービスを求めている方は多くいらっしゃいます。潜在的な利用希望者が多いため、表面上の需要は少なく、働き手も不十分といった、まさに悪循環が生まれてしまっているのです。

そのような現状に対して、株式会社土屋(ホームケア土屋)では、クライアント側・働く側の双方の視点から、さまざまな取り組みを行っています。

ホームケア土屋で行っている取り組みについて、順に説明します。

事業所の全国展開

重度訪問介護サービスの需要は高いにもかかわらず、地域に事業所がないゆえに、いまだ施設や病院での生活を強いられている利用希望者さんはたくさんいます。また、重度訪問介護というサービス自体を知らないケースも多くあります。

ホームケア土屋では、こういった現状を改善し、全国にいる利用希望者さんのニーズに応えるべく、スピード感をもった事業所開設とPR活動を推進しています。

2022年11月現在では、全国44都道府県47か所に重度訪問介護事業を展開しています。また、今もなお新規エリアへの事業所開設を積極的に進めており、2023年度内には全国47都道府県に事業所を開設する予定です。

給与の改善

家族でのケアが大変で、ニーズが多いにも関わらず、診療報酬が低い重度訪問介護。

そんな中、ホームケア土屋では重度訪問介護に注力し、日々業務に奮闘する社員に還元できるよう、以下のように業務マネジメントをしています。

  • 連絡業務の90%をリモートワーク化し、事業所の家賃を大幅に削減
  • 会社運営を評価され、国からの補助金交付を実現
  • 離職率を減らし、採用コストを削減

このような業務マネジメントにより、ホームケア土屋では介護業界の標準を上回る給与実績を上げています。

介護事業者の平均年収は370万円と言われていますが、ホームケア土屋の介護事業者の平均年収は410万円です。施策を一つ一つ見直し、社員に還元できるようマネジメントしています。

働きやすい環境づくり

働きやすい環境づくりのために、以下のような取り組みを行っております。

  • 定期的な待遇改善
  • ハラスメント相談窓口の設置
  • 『小さな声プロジェクト』による定期的な聞き取り
  • 経営の見える化のための月1回の全社対象オンライン説明会の開催

このように、ホームケア土屋は、年齢や障害に関係なく誰もが安心して居心地の良い生活ができるよう、重度訪問介護業務に力を入れ、従事者の求人も積極的に行なっています。

重度訪問介護従業者が楽しく業務を続けるためのコツ

重度訪問介護は、クライアント(ご利用者)と共有する時間が多く、また重度の障害を持っている方が対象となるため、複雑な処置が必要となる場面もあります。そのため、重度訪問介護に携わる人は、過度にストレスを溜め込んだり、無理をしたりしないように注意が必要です。

ここでは、重度訪問介護従業者が楽しく業務を続けためのコツや考え方について解説していきます。

クライアントとの距離感を保つ

重度訪問介護は、クライアントと一緒に過ごす時間が、他の介護サービスと比べて飛び抜けて長く、関係性が密になりやすい傾向にあります。

そのため、クライアントの中には、”何でもヘルパーさんに頼もう”というスタンスになってしまう方もおられます。

アテンダントは、クライアントの現状の身体・精神機能を保つことも重要な任務であるため、クライアント自身で可能な動作についてはご自身で行っていただくこと、時には見守る姿勢も必要です。

距離が近くなりすぎると、馴れ合いが生じてしまうため、一定の距離感を図ることがクライアント、アテンダント(ヘルパー)の両者にとって重要となります。

アテンダント自身が休む時間も確保する

長時間の重度訪問介護は、常に気を張るため、精神的にも想像以上に疲労が蓄積する業務ですので、アテンダントの精神を安定に保つよう、心掛ける事が必要となります。

特に新人のうちは、”すべて介護しなければ”という姿勢になりがちですが、クライアントが本当に必要としている介護について吟味して、業務に取り組みましょう。

その見極めは、慣れないうちは非常に難しいものとなりますが、同じクライアントを担当しているアテンダントや、先輩アテンダントに教えてもらいながら、少しずつ業務に慣れていきましょう。

不安があれば相談する

重度訪問介護の業務で重要なことは、一人で抱え込まないということです。

クライアントの中には、細かい指示が多い方や、中にはケアハラスメントに近しい行為をされる方もいらっしゃいます。

また、医療行為も実施する必要があり、一歩間違えればクライアントの命に関わることもあります。

“自分一人で何とかしなければ”という考えは、クライアントにとってもアテンダントにとっても危険です。

アテンダント同士はもちろん、他職種のメンバーとも何でも相談できる風通しの良い事業所を選ぶことが大切です。また、技術面での不安を払拭してくれるような研修制度が整っている職場だとさらに安心でしょう。

働きやすい職場を選ぶことで、重度訪問介護のアテンダントとして良好なスタートを切れるだけではなく、やりがいと使命感を持って業務を続けていくことができます。

重度訪問介護の求人は今後増加が期待される

重度訪問介護の仕事は、一人一人のクライアントとゆっくり向き合える時間があることで、非常にやりがいを感じられる仕事です。

1人では日常生活を自由に送ることのできないクライアントにとって、一人一人に寄り添い介護してくれるアテンダントはかけがえのない存在となることでしょう。それだけ重度訪問アテンダントはクライアントに必要とされる存在なのです。

しかし、重度訪問介護の求人はその需要に反して未だ少ない現状にあります。

実際に利用に踏み切れない障がい者も多数おり、実際のニーズの高さが隠伏されてしまっている状況なのです。さらには、ハードな仕事内容にもかかわらず報酬が低いなどの要因も重なり、重度訪問介護従事希望者も少ない現状にあります。

ホームケア土屋では、そのような現状を改善すべく、全国的な介護事業所の普及、介護従事者への定期的な待遇改善などを行っております。重度訪問介護の求人も他の事業所に比べて豊富です。

重度訪問介護の仕事にご興味がある方は是非一度お問合せください。

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