名古屋で重度訪問介護を未経験から目指す方法は？愛知の介護状況も解説

「名古屋で未経験からでも重度訪問介護で働けるの？」
「名古屋での重度訪問介護の事業所選びのコツを知りたい」
「そもそも、愛知で障がい福祉サービスで働くニーズはあるの？」

こんな悩みはありませんか？

結論からお伝えすると、未経験でも名古屋で重度訪問介護を目指せます。

本記事では、名古屋で重度訪問介護を目指す方法と愛知の介護状況、事業所選びの3つのコツについて解説します。

介護状況は？愛知県の障がいのある人の人数

まずは、重度訪問介護で働くニーズはあるのか不安に思っている方に向けて、2023年の調査結果でわかった、身体障がいのある人、知的障がいのある人、精神障がいのある人の人数状況について解説します。

結論からいうと、重度訪問介護のニーズは高く、今後も増加していくと考えられています。そのため、重度訪問介護で働くアテンダントを目指す意味は十分あるといえます。

愛知県の身体障がいの手帳保持者の人数は、2023年4月1日時点で23万3,758人です。

そのうち、1級や2級の重い障がいのある方の割合は全体の45,6%を占め、なかでも肢体不自由の障がいをもつ方が多い傾向です。

知的障がいの手帳保持者の人数は、2023年4月1日時点で6万3,880人です。そのうち重度の判定を受けている方は、2万3,406人います。

精神障がいの手帳保持者の人数は、2023年4月1日時点で9万2,366人です。そのうち、重度の1級に判定されたのは9,657人います。

このように、愛知県ではたくさんのさまざまな障がいを持つ方がいます。

加えて、重度訪問介護を含め介護業界は人材不足であるため、応募してもニーズはあるのかと心配する必要はないでしょう。

未経験から名古屋の重度訪問介護で働くことは可能です。

ただし、基本的には重度訪問介護従業者養成研修からのスタートとなります。

重度訪問介護が未経験でも、准看護師を含む看護師の資格、介護福祉士、初任者研修や実務研修などの介護関係の資格を保有している方の研修は必須ではありません。

愛知県では、愛知県知事が指定する事業所で研修を実施しています。研修の内容は以下の通りです。

研修内容	内容	講義時間	実習時間	演習時間
重度訪問介護従業者養成研修基礎課程講義	障害支援区分が4〜5のクライアントへの介護知識と技術を学ぶ	3時間	7時間	実施なし
重度訪問介護従業者養成研修追加課程	障害支援区分6のクライアントへのサービス提供が可能になる	7時間	3時間	実施なし
実習重度訪問介護従業者養成研修統合課程	喀痰吸引のスキルを身につけられる障がい支援区分4〜6の全てのクライアントにサービス提供できる	11時間	8.5時間	1時間
重度訪問介護従業者養成研修行動障害支援課程	強度の行動障害をもつクライアントの介護技術を学ぶ	6.5時間	実施なし	5.5時間