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ケアマネは国家資格化するのか?ケアマネに将来性はあるのか?

ケアマネは国家資格化するのか?ケアマネに将来性はあるのか?

ケアマネは国家資格化するのか?ケアマネに将来性はあるのか?

高齢化が進む現在、介護士と共に需要が上がってきている「ケアマネージャー」。

ケアマネは、キャリアパスで上位に位置する資格ということもあり、多くの介護士が憧れ、目指したいと感じる職業でしょう。なお、ケアマネの資格は国家資格ではなく、公的資格です。

今回は、ケアマネの国家資格化や将来性について紹介します。

ケアマネとは?

ケアマネとは、高齢者や障がい者などの生活支援が必要な人々が、適切な介護保険サービスを受けられるように支援する介護保険の専門職です。

正式には「介護支援専門員」といいます。一般的には「ケアマネージャー」や「ケアマネ」と呼ばれています。

ケアマネの主な仕事は、クライアントやそのご家族のニーズや希望をヒアリングし、クライアントに最適なケアプランを作成し、適切なサービスを受けれるように支援することです。

また、病院やクリニックなどの医療機関や介護施設との連携や、社会福祉士や看護師との協働も行います。

ケアマネは国家資格化するの?

前述した通り、ケアマネは公的資格であり、国家資格ではありません。

しかし、2003年に政府が閣議決定した答弁書で、介護支援専門員資格が「国家資格」であると記載されていたことがあったと、2022年1月5日の日本介護支援専門員協会の調べにて判明しました。

この出来事をきっかけに日本介護支援専門協会は、今後ケアマネの国家資格化に関して、新たな動きを検討しているそうです。

現在は公的資格ではあるものの、今後の動きが気になりますね。

参照:一般社団法人 日本介護支援専門員協会 » 「国家資格」及び「民間技能審査事業認定制度による資格」に関する質問主意書・答弁書について (jcma.or.jp)

ケアマネは不要になるって本当?

前述した通り、国はケアマネの国家試験化に関して、新たな動きを検討しています。しかし、そんな中「ケアマネジャーは需要がないのでは」「ケアマネジャーの資格を廃止してはどうか」という意見も上がっています。

ケアマネの合格率の平均が18%とかなり低いことやケアプラン有料化論争など、さまざまな理由によって、「ケアマネは不要」という意見が挙がりました。

しかし、ケアマネの仕事は高齢化が進む現在、介護業界では必要不可欠です。

次の項目にて、ケアマネに将来性はあるのか紹介します。

ケアマネに将来性はあるのか?

「ケアマネの仕事は将来性がある」「ケアマネの仕事は必要不可欠である」といわれている理由は以下の通りです。

  1. 高齢化社会が進行しているから
  2. ケアマネジャーの仕事はAIにはできない
  3. 高いスキルを有しているから

それぞれ説明します。

高齢化社会が進行しているから

ケアマネの仕事は将来性が高いといわれている一つの理由は高齢化社会が進んでいるからです。

日本は、1970年に「高齢化社会」に突入し、 その後も高齢化率は急激に上昇し、2007年には超高齢社会へと突入しました。 2025年には約30%、2055年には約40%に達すると予測されています。今後も高齢者率は高くなるといわれているため、ケアマネの需要も年々上がっていくことでしょう。

参照:今後の高齢者人口の見通し (mhlw.go.jp)

ケアマネの仕事はAIにはできない

ケアマネの主な仕事は以下の通りです。

  • クライアントのヒアリング
  • クライアントのケアプランの作成
  • 要介護認定などの申し込み手続きや支援
  • 病院やクリニックなどの医療機関や介護施設との連携

これらの仕事は、決してAIに任せることはできません。

ケアプランの作成や申し込みの手続きなどはAIができたとしても、最終チェックは人間がやらなくてはいけません。

また、ケアマネはクライアントやそのご家族の気持ちに寄り添うことも仕事です。

クライアントが安心して、自分らしい生活を送れるようになるには、ヒアリングやケアプランの作成は人間であるケアマネージャーが行わなくてはいけません。

高いスキルを有しているから

ケアマネは、介護だけではなく、介護保険に関する高い知識も持っています。高齢化が進む現在、高い知識を有しているケアマネの需要は上がる一方です。

また、専門的な知識やスキルを持っていることで、他の医療従事者や介護関係者から、信頼と重要性を得ることができます。

ケアマネになるまでの流れ

次にケアマネになるまでの流れを紹介します。

無資格からケアマネになるまでの流れは以下の通りです。

  1. 介護職員初任者研修を受講する
  2. 実務者研修を受講する
  3. 現場での実務経験を3年積む
  4. 介護福祉士国家試験を受験し合格する
  5. その後さらに実務経験5年を積む
  6. ケアマネ試験を受験し合格する
  7. ケアマネの研修を受講する

ケアマネになるには、介護福祉士などの資格を取得する必要があります。介護福祉士取得後、介護福祉士の業務を5年以上、かつ900日以上の実務経験を満たすことでケアマネの試験を受験することができます。

無資格からケアマネを目指す場合、最初は介護福祉士取得を目指しましょう。

土屋ケアカレッジでは、介護福祉士対策講座に加え、介護職員初任者研修、実務者研修を開催しています。

ケアマネに興味がある方は、ぜひ土屋ケアカレッジで一緒に資格取得を目指しませんか。

ケアマネージャーに将来性はある!

今回は介護保険の専門員である「ケアマネ」についてお話ししました。

ケアマネは、現在は公的資格であるものの、今後国家試験化する可能性があり、将来性も高い職業です。「ケアマネは必要ないのでは?」という意見もありますが、本記事で紹介したように、ケアマネはAIには任せられない仕事であることや高齢化が進んでいることからして、ケアマネは介護業界において必要不可欠な存在です。

また、ケアマネの試験の平均合格率は18%とかなり低かったのですが、最新の令和3年のケアマネの試験の合格率は23.3%と、直近8年間で最高となりました。今後も合格率は上がっていくのではないかと予想されているため、ケアマネを目指す人も増えていくことでしょう。

土屋ケアカレッジではケアマネになるために必要な資格「初任者研修」「実務者研修」を特別価格で取得できます。介護福祉士国家試験対策講座も開催しており、ケアマネになるまでに必要な資格を取得するまで全力でサポートさせていただいています。

ケアマネに興味がある方は、ケアマネを目指し、高齢化が進み、サービスを受けられずに困っている方たちを一緒に支えていきませんか。

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