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統合課程とは何?学べる内容や現場でできる介護について

統合課程とは何?学べる内容や現場でできる介護について

統合課程とは何?学べる内容や現場でできる介護についても詳しく解説

重度訪問介護従業者になるためには資格が必要ですが「統合課程」を受講すれば、資格の取得に加えて医療的ケアも行えるようになります。

しかし、統合課程で学べる具体的な内容について、分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「統合課程とは何か」から「統合課程で学べる内容」も紹介していきます。

統合課程とは何か

統合課程とは「重度訪問介護従業者の資格」と「喀痰吸引・経管栄養等の研修」が統合された資格です。

統合課程の資格を取得することで、重度障がいがある方への専門的な訪問介護や医療的ケアが総合的に可能となります。

主に訪問介護サービスは20分以上30分未満、30分以上一時間未満などの定められた時間に必要なケアをします。

しかし、統合課程の資格を取得することで、3時間以上の重症訪問介護に加え医療的ケアも可能です。長時間の訪問と医療的ケアも行うことで、重度の障がいをもつクライアントに寄り添ったサービスを提供することができます。

重度訪問介護従業者とは

統合課程における重度訪問介護従業者について説明します。

重度訪問介護従業者とは、重度訪問介護で働くために必須の資格。

重度の肢体不自由、精神障がい、知的障がいといった重度の障がいがある方のサポートに特化したアテンダントになります。

クライアントは筋萎縮側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィーの難病、脳性麻痺、脊髄損傷、重度心身障がい、強度脅迫行動などの方が多くサービスを利用しています。

居宅における生活全般の介助から移動の介護まで、幅広い生活のサポートが可能です。

具体的なサービス内容は以下のとおりです。

居宅における
・入浴、排せつ及び食事等の介護
・調理、洗髪、及び掃除等の家事
・その他生活全般における介助
・外出時における移動中の介護
※日常生活に生じる様々な介護の事態に対応するための見守り含む。

参考)厚生労働省 重度訪問介護の現状等について

喀痰吸引・経管栄養等の研修とは

統合課程における喀痰吸引・経管栄養等の研修について説明します。

喀痰吸引・経管栄養等の研修を修了すると、医師・看護師の指示のもと喀痰吸引・経管栄養が実施可能です。

喀痰吸引

喀痰吸引とは、自力で痰を喀出できない方に対して、鼻や口、気切から機械の管で痰を取り除くことをいいます。

痰が貯留していると息苦しさや肺炎の要因となり、結果、命にかかわることも。

吸引にて痰を除去することで酸素が通りやすくなるため、息苦しさが軽減し肺炎も予防できます。

経管栄養

経管栄養とは、口から食事が食べられず胃や腸に造設された経路から栄養をとっている方に対して、管で栄養を投与することをいいます。

アテンダントは医師や看護師から指示された栄養剤を胃や腸に投与します。

経管栄養は生きていくためのエネルギー源であるため、口から食べられない方にとって欠かせません。

統合課程は専門スクールの受講が必要

統合課程の資格を取得するためには、専門のスクールにて受講が必要です。

スクールにより講義の受講方法はオンライン・座学と異なります。加えて、演習と実習が必須なため、スクールや実習地への通学が必須です。

統合課程の受講を考えている方は、演習と実習の場所が自宅から通えるかどうか確認しておきましょう。

加えて、受講料金や日程の確認も必要です。

以下に統合課程のカリキュラムと時間数をまとめました。

【講義】
・重度の肢体不自由の地域生活等に関する講義 2時間
・基礎的な介護技術に関する講義 1時間
・コミュニケーションの技術に関する講義 2時間
・喀痰吸引を必要とする重度障がい者の障がいと支援に対する講義・緊急時の対応及び危険防止に関する講義① 3時間
・喀痰吸引を必要とする重度障がい者の障がいと支援に対する講義・緊急時の対応及び危険防止に関する講義② 3時間

【演習】
喀痰吸引等に関する講義 1時間

【実習】
・基礎的な介護と重度の肢体不自由者とのコミュニケーションの技術に関する実習 3時間
・外出時の介護技術に関する実習 2時間
・重度の肢体不自由者の介護サー ビス提供現場での実習 3.5時間

統合課程の資格はスキルアップにつながる

統合課程の資格を取得することは、スキルアップにつながります。

障がいのある方と高齢者介護の違いを学ぶことができるため、現場では臨機応変に対応できるようになります。医療的ケアが可能になるため、対応できるクライアントが増え活躍できる場も広がるでしょう。

加えて、統合課程の資格は履歴書に記載することができ、全国どこでも役立ちます。統合課程の資格に重点を置いている企業もあるため、取得しておけば仕事の選択肢も広げられます。

基礎課程や追加課程とは

統合課程や重症介護従業者について調べていると「基礎課程」や「追加課程」について目にすることがあるかもしれません。

重症介護従業者の資格は、基礎課程や追加課程の研修で取得可能です。

一方で統合課程は、重症介護従業者の資格取得に必要な基礎課程と追加課程に加え、医療的ケアも含まれています。

重症介護は医療ニーズも高く必須の場面が多いです。

重症介護従業者の資格取得を考えている方は、医療的ケアもまとめて学べる統合課程を受講するとよいでしょう。

統合課程の資格が取得できる土屋で一緒に働きませんか?

ホームケア土屋は全国で多数の重症訪問介護を運営しています。

クライアントが住み慣れた家と地域で自分らしく生き、暮らすことができるよう24時間365日サポートしています。

1人でも多くの人がイキイキと暮らしてゆくために、仲間を募集中です。

重症介護に少しでも興味がある方は、土屋で一緒に働きませんか?

統合課程の資格は、法人内で運営している土屋ケアカレッジで取得が可能です。無資格で介護の経験がなくても入社されている方は大勢おり、入社されるすべての方に統合課程を受講いただき、資格を取得していただいています。

また、介護にまつわるその他の資格も土屋ケアカレッジで取得できますので、興味がある方はぜひ、毎週開催しているオンライン説明会に参加してみてください。

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