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知らない世界に踏み込んだその先にあったものとは。 / 福田真規

知らない世界に踏み込んだその先にあったものとは。
福田真規

「重度訪問介護」という言葉を初めて知ったのは、転職活動をしていた約1年前でした。

約10年程介護業界にいる私にとっては、どんな世界だろう、と謎でしかない言葉。

総合病院の病棟での看護助手と老人保健施設での介護士を経た私には、とても未知の世界。

なぜそのような世界に私が飛び込もうと思ったのか、飛び込んでみてどうだったのかを今回お話しさせて頂きたいと思います。

令和4年11月に入社し、現在9か月が経ったところですが、一言で言うと、実際にまだ「未知の世界のまま」です。

介護福祉業界にいるこの約10年、病院や施設という“守られている箱の中での不自由感”を感じていたため、なんとなく見ていたSNSで土屋の求人広告が出てきた際、「これだ!」という一種の運命のようなものを感じました。

でも訪問介護は時間が限られているはず......

重度訪問介護とは?長時間?1対1?一緒におでかけ?すごい、私が求めていたものだ、と。

ただ恥ずかしながら、入社前の研修の際に初めて自分が高齢者から障害という分野の違う業界に入ったことを知り、「重度訪問介護」を略して「重訪」と呼ぶ、ということも知りました。

また、栃木事業所は9月に作られたばかりでしたので、入社してからは市役所・相談支援事業所・訪看ステーションを回る毎日。

新しい業界に入り、分からない言葉の中、新しく学ぶ。

それは病院と施設しか知らない私にとって、新しい世界の入り口となり、「早くクライアントを見つけたい」と思う毎日となり、いつかご自宅に実際に入ることになったらどうするか、と妄想する毎日となりました。

自分が新しい何かを始めるなんて思ってもみなかったですが、今は何歳になっても始められる、成長できるんだと実感しています。

病院や施設それぞれに良いところも悪いところもあり、病院や施設に勤務していた際は、ここにこのままずっといたいと仰る患者様や利用者様も、もちろんいらっしゃいました。

ただ、「ご自宅で過ごしたいと望まれる方がいらっしゃる」のも事実です。

家族が面倒見れないと思うから、迷惑かけるから、家じゃ無理でしょ、という声は何度も聞かれました。

そういった「小さな声」を探し求め、拾い集めるのが「今の私」の仕事であり、責務であると実感しています。

ただ、初めに述べた通り、本当に今でもまだ何が何だか分からない学びの毎日であります。

分からないなりにできること、シンプルに人のために何ができるか。

土屋に来てもらえて良かった、という声を聞くためにも、今後も学びと寄り添いを大切にして頑張っていこうと思っています。

プロフィール
福田真規 ホームケア土屋 栃木

1984年栃木県栃木市生まれ。
保有資格:介護福祉士

動物病院で働くという子供の頃からの夢は、猫アレルギー発症により挫折。
が、現在アレルギー症状と闘いながらも猫を飼い続け10年以上が経ち、
仕事から帰った時のお出迎えが癒やしとなっている。

050-3733-3443