成果は、振り返ったときにみえるもの / 中川龍嗣

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成果は、振り返ったときにみえるもの
中川龍嗣(ホームケア土屋 長崎)

社会人として働く限り、会社や上司から成果・実績を求められ、必死に頑張ってもなかなか成果に結びつかなかったりして悩む事もあると思います。

せいいっぱい頑張ってるのに、成果が出なかったら自信が持てなくなり、設定していた目標も遠ざかっていきます。

成果を生み出すためにはどうすれば良いのか?

仕事や生活する中で成果が出てきたかな?と思う事がありますが、突然出てくると言うよりも、いろんな要素が絡み合って成果として出てくる事が多いのではないでしょうか。

挑戦と失敗を繰り返し、何度も行うことが成果を生み出すために必要な方法だと考えられます。

二宮金次郎の言葉に積小為大(せきしょういだい)という言葉があります。

意味は「小さい事が積み重なって大きな事になる。だから、大きな事を成し遂げようと思うなら、小さい事をおろそかにしてはいけない」

学生時代にソフトテニスをしていました。

3年先を見通し目標を立て、体力強化、素振り、打ち込み、試合、状況に合わせて練習内容の変更、これを3年間努力し何度も行う事で成果が出て優勝する事ができました。

「積小為大」の意味の通り「継続的な小さな努力」の積み重ねで優勝という大きな成果が生まれたのです。

しかし、どんなに努力しても成果に結びつかず壁にぶつかる事もあるでしょう。

壁にぶつかった時こそ伸びている証拠。

小さな努力をコツコツ続ける事で大きな壁も越え成果として出てくるはずです。

「先を読む力」も成果を生む為には必要な能力。

その場の思いつきで、後先を考えないで行動してしまうと、良い成果は生まれません。

これまでの経験や他者からの意見を取り入れ、これで大丈夫か?他にいい案はないか?と自問自答し、小さな違いを見つけて選択肢を広げる。

単眼的ではなく複眼的に見ることで成果を生む為の道筋ができてくるのです。

先を読むには「現状の把握」も必要。

上司、部下との情報共有化を深める事で今の状態を知り、先の状態を正確に予測する事が可能になるのです。

そして何より大切なのが「休息」をとる事。

仕事の事を考えすぎて夢にまで出てくる事がありますが、よく眠れなかったり、体調を崩したりして成果を生み出すどころでは無くなります。

やみくもに努力する人より、適度に休める人の方が効率が上がり成果が出る。

上手な休息こそが必要なのです。

頑張る事は大切ですが、焦りやイライラが溜まっているときは一度歩みを止めて一息つきましょう。

時には頑張らない事も必要なのです。

プロフィール
中川龍嗣(ホームケア土屋 長崎)

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