自分の体を大切に!~自分の体の動かし方を知ろう~
日髙健太
私のコラムに関心を持ってもらい、ありがとうございます。
ホームケア土屋郡山の日髙です。
今回は介護職が抱えやすい「腰痛」についてお話していけたらと思います。
私は入社当時、腰痛にとても悩んでおりました…入浴介助や日々の移乗、当時を思い返すと、全然上手に体を使えていなかったんだなと思います。
私が初めて働いた介護の現場は、ほかの会社ではありますが、重度訪問介護の現場でした。
移乗や入浴もヘルパーが2人介助で行う現場ではありましたが、支援の中で腰をひねったりすることがとても多い現場でした。
入浴時はヘルパー2人で後ろから抱きかかえるように支持し、浴槽の上に板を敷き、椅子を乗せた所に掛けていただくよう移乗するという手順でした。
私が男性ということもあり、よくないことですが意外と当時は力技で何とかなっていました。
そんな中、自分自身に腰痛が起きました。
自分の体の使い方がなんとなくよくないことはわかっていましたが、どこがダメでどのように対応していいかがわかりませんでした。
その現場に入っているあるスタッフは腰痛になることがほぼないのに、他のあるスタッフは頻回に腰痛が起きるなど、人によって体の使い方に大きな差がある現場でした。
株式会社土屋に入って、ボディーメカニクスについて学ばせていただき、どのように体を使えば上手に自分の体に負担が少ない支援が行えるかを学びました。
当時の私は、そもそも「ボディーメカニクス」という考え方があることすら知りませんでしたので、とても感動したのを今でも覚えています。漠然と自分ができていないんだろうなと思っていた内容が、具体的にどこがダメだったのか、わかるようになりました。
当時、私の統合課程を担当してくれた講師の方にすごく感謝をしています。
それからは腰痛で悩むことがかなり減り、何よりも腰痛が起きたときに、自分ができていなかったこと等を反省して自分自身で改善できるようになりました。
また株式会社土屋に入社してから、重度訪問介護の統合課程の講師をさせていただけることとなりまして、私と同じように腰痛に悩んでいる方の力になれるようになりたいと思います。
介護のお仕事は体の使い方を習ったりしますが、詳しく学ぶ事が少なかったりすることが多いと私は感じます。体の使い方に関しても、「腰を落とすんだよ」や「足を開いて」くらいしか話がなかったり…介護の世界に入ってもらって、ほかのスタッフに長く働いてもらえるように、いい体の動かし方や使い方をできるだけわかりやすく理解してもらえるように伝えていける講師として働けるようになりたいと思います。
◆プロフィール
日髙健太 ホームケア土屋 東北
資格:実務者研修
沖縄県出身
沖縄県で重度訪問介護を2年経験し、ホームケア土屋郡山へ