あなたの「利他の精神」を、遺憾なく発揮されたし~良いチーム作り~
坂本 友志(ホームケア土屋 関東)
茨城事業所が開設されて、早いものでもう半年が経過しました。
この半年は、私にとって様々な出会いがありました。
茨城県の重度訪問介護の現状を知り、東京にいた時とはやはり違う、地方都市ならではの問題、現在進行形で目の当たりにしています。
6月現在で、茨城の従業員は16名になりました。
正直、半年でここまで増えるとは、私としても思っていませんでした。
ただ、現在入社して頂いている社員の多くが、施設介護を経験し、もっとクライアントに寄り添った介護をしたいと言う志を持った方たちが多く、「やっと水戸にも、重度訪問介護をメインにした会社が来てくれた」と言う想いが面接からも伝わってきます。
今回は私が思い描いている良いチーム作りについて述べていこうと思います。
先ず、私のチーム作りに関しては、
良くも悪くも「人を信用し過ぎない所」にあります。
それは、人間、「誰しも失敗する生き物だ」という価値観が根底にあるからかもしれません。
「完璧な人なんていない」という事が前提で、個々のマネジメントをしていきます。
ひとりひとりの個性を会社の中で発揮するために、総合力を高められるなら最高ではありますが、そんなに簡単に行くことはありません。
ただ、誰しも得意な事、苦手な事を持ち合わせていますので、管理者として、対象のアテンダントの「良い所を探す努力」を惜しみません。
その中で、得意な事、もしくは表現したい事を先ず伸ばします。
苦手な事、やりたくない事は、取り合えず後回しです。
中には全く手を加えない事もあります。
でもこのままだとチームとしては偏ってしまいます。
だからこそ、最初のチーム作りの根幹である採用の所から私のチーム作りは始まります。
私が採用面接の基本に置いているのは、
応募者が「利他の精神」を持った人材かどうか?
ほぼその一点のみです。
介護職を志望する方の年代層は様々で、過去のキャリアも同様です。
ただ、この「利他の精神」においては世代や経験も関係ありません。
私が介護職以前に勤めていた会社は、利己主義が中心に仕事が回っている会社でしたので、チームと言うよりも全員がライバル関係でした。
私が思う良いチームとは、
利他の精神を持ち合わせたスタッフと一緒に仕事をし、得意不得意を補えるチームです。
介護の主役は管理者ではなく、「実際に支援先で活躍しているアテンダントだ」と強く思っています。
支援の最前線にいるからこその失敗や、苦悩など、様々な問題をひとりひとり抱えています。
チームで補完しあいながら、クライアント目線を忘れない、良いチームを作れるように、これからも、アテンダントが安心して支援に向かえる環境に出来るように、日々情熱を持って努力していきます。
プロフィール
坂本 友志 ホームケア土屋 関東
1983年茨城県日立市生まれ。
保有資格:実務者研修
WEB広告会社を長年勤め、
年号が令和になるタイミングで介護業界に転職。
趣味は、映画鑑賞、旅行。
特にドキュメンタリー映画が好き。
国内、海外旅行が好きで10ヶ国以上、
いつの日か世界1周できたら。