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『おやすみ、大好き』【後編】 / わたしの

『おやすみ、大好き』【後編】
わたしの

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【 『おやすみ、大好き』【前編】 / わたしの | 重度訪問介護のホームケア土屋 】

亜澄:家庭での教育と学校での教育、どちらもそれを大切にしていきたいですよね。

意欲を損なうことが一番いやだなとは思うけど。

そんな私も、気が付いていなかったんだけど、子ども自身が勉強とかできなかったらなんか悲しいかなと思って、はじめは一生懸命教えようとしたの。

でも、それは逆効果になっていて、私の教え方もむきになっちゃうから。

頑張って勉強してほしいから、分かるようになってもらいたいから、むきになっちゃって、一生懸命になりすぎてたのね。

でも、別に困ったときに言ってくれれば教えるけど、そうじゃなければ教え込まなくてもいいのかなと、考えを変えたんです。

そうしたら本当に関係がよくなったの。

土橋:その前はやっぱりお互い苦しかったんですか?それで変えていこうとしたんですね。

亜澄:そうですね。「宿題したの?」とか聞いたんだけど、それも聞かなくてもいいやって思って。

言わなくてもやってるから。

忘れ物したらかわいそうって思って「あれ用意した?」「これ用意した?」って聞いて一緒に準備をしていたけど、それもお任せして、疑わない。頑張れってひそかに応援している。

その方が、いいなって思って。

時々ランドセルの中とか見ると折り紙がぐちゃぐちゃになっているけど(笑)。

それもいいんだろうなって途中で自分が変わった。

土橋:そうしたら楽になった?

亜澄:そう、すごい楽になった。

土橋:娘さんも楽になったんだろうね。

亜澄:楽になったと思うよ。

ふたりで穏やかにいる時間が増えた。

前は宿題、明日の支度、早く早く!みたいな感じだったけど。

変えてからね、不思議なんだけど逆に時間が余るようになったの。

同じことやってるんだけど、ゆったりできるようになったんだよね。

土橋:逆に、そうなんですね。

土橋:そんな亜澄さんが、今、これが「幸せ」ってストレートなものではなくてもいいんですが考えていることがあれば教えてほしいのですが…。

亜澄:「幸せ」ですよね…。

私は毎日「あー幸せ」って思う瞬間があって、それは寝るときなんです。

家事も全て終わって、子どもと一緒にお布団に入って…かわいいんですよ、とにかく。

「おやすみ、大好き」って言って寝る、その瞬間が、毎日一回は感じる「幸せ」です。

土橋:いいですね!

亜澄:「おやすみ!」「大好き!」って言うのがもう、毎日ですね。

私は寝ること自体が好きなわけじゃないんです。

寝るのはあんまり好きじゃなくて、多分人より寝なくていいタイプで、眠れるから幸せではないんです。

土橋:「今日の業をなし終えて」ってやつで、一日のやることを終えて、ほっとして。

亜澄:そう、ほっとして娘と言葉を交わして感じる小さな瞬間の「幸せ」ですね。

土橋:素敵です。

「大好きだよ」というのは言葉ではっきりと表現するんですか?

亜澄:します。お互いに。

土橋:それは亜澄さんから言ったことに、答えてくれるという形なんですか?

亜澄:最初はどうだったかな。

ママ大好き!っていうのが先だったような気がします。

どうかな。自分から言ったのかな?

土橋:まあ、言わなくても伝わっているということもあるんでしょうしね。

亜澄:あと、私は楽しいのが好きですね。

好きな音楽、ライブ行って、来れて幸せとか、友達と飲んでおもしろい話したりするのが好きです。

ほのぼのより、yeah!って盛り上がっている方がいいですね。

土橋:この前12月24日にクリスマスパーティーをしたんですけど、仕事を終えて家に向かうまでの間をすごい大事にできたんです。

「帰ったら終わっちゃうんだよなー」って思って、そこに向かうまでの「今」をかみしめておかないとって思いましたね。

亜澄:帰ったら、終わっちゃった?

土橋:大好物のカニの山盛りを無我夢中で食べて、ワインを飲んでわけわかんないくらいにトリップして、昏倒して眠りました(笑)。

多分、一人で食べたカニの量を見たら引きますよ。想像の3倍はあります。

亜澄:(笑)。私のクリスマスは、家に帰って段取りがたいへん。

「ピザ作って、サラダ作って…」頭がそれでいっぱいで「幸せ」とかそれどころじゃないって感じでした。

でも、私は24日が誕生日で、お友達が「おめでとう」って言ってくれて、プレゼントとかもらったのがとても嬉しくて「幸せ」でしたね。

土橋:おめでとうございます。娘さんからプレゼントってあったんですか?

亜澄:はい。学童とかで一生懸命工作したものを24日まで隠していて、プレゼントしてくれました。

どんぐりのケーキみたいなやつで、とってもかわいいものでした。嬉しかった。

土橋:それは嬉しいですね〜。

亜澄:本当に嬉しいです。

土橋:そうこうしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

ありがとうございました。とても楽しかったです。

いつも亜澄さんと話すの本当に好きなんですよ。

この機会が持てて嬉しかったです。

亜澄:ありがとうございました!

土橋:またよろしくお願いします!

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