あなたの持つ「介護職のイメージ」は、重度訪問だけには通用しない！
西澤一浩
「介護職」というと、一昔前も今も簡単には転職がしづらいイメージがある。
なぜかというと、給料が安い・（仕事が）きつい・汚いの３Kがあるからだろう。
更に、「訪問介護」となると、昨今のニュースでイメージが更に悪い。
自分は、前職も含め色んなスタッフさんを見てきた。重度訪問介護で働いてみたら、イメージが違った・凄く楽しいと思って頂ける人が多かった。
指導で入るとき、重度訪問介護の魅力を少しでも伝えられるように努めてきた。せっかく働くなら楽しく仕事をしてほしいという想いもある。コーディネーターは、アテンダントとクライアントを繋ぐ重要な仕事である。
施設系の介護職から重度訪問介護に転職する方もいる。もちろん、介護経験がある分優位なところもある。ただ、自分も施設系の介護職からの転職だが、全くの別畑だと思い知らされた。スピードや技術より、クライアントを思いやる気持ちが一番という介護の学校で習う理想の介護があった。
1対1の理想的な介護。重度訪問介護は、「介護の究極態」だからこそ、アテンダントに自信を持って勧めることができる。未経験の方の場合は、介護って難しいというイメージの払拭に努める。
どんな形であれ、働いてくれる方に楽しい介護を知って欲しい。
介護経験がないと、出来ない訳ではない。在宅に戻るには、ご家族も医療的ケアや医療行為を行っている。ご家族は、プロではない。未経験の方の中には、一瞬で経験者を抜く方もいる。だから、思いっきって飛び込んできて欲しい。
あと、給料が安いイメージだが、施設系で働いていた自分が重度訪問介護に転職したら、給料も大きく上がっている。最初は、こんなに貰えるのかとビックリしたのを今でも覚えている。頑張ったら、頑張った分だけお給料が上がる。この２つが改善されたら、一度働いた人は中々辞めない。
これまで自分が関わった事業所は、必然的に離職率が非常に低かった。離職率が低い＝事業所の安定に繋がる。これからも、自分と関わって頂ける人には重度訪問介護の楽しさを伝えていきたい。
