別れがあるから、今、やさしくなれる / 石橋里美

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別れがあるから、今、やさしくなれる
石橋里美

私は、ホームケア土屋山形に所属しております、石橋里美です。

私は高校卒業後、特別養護老人ホームに入社しました。

社会人になり、仕事や入居者に慣れてきた頃、一人の男性の入居者と心が通じ、介護の仕事が楽しい・頑張ろうと思っていました。

夜勤明けで退社する時「さようなら、また、来ますね」と挨拶をすると、「ありがとう」と笑顔で口を動かしてくれました。

この入居者さんは気切部切開し、管が入っている方なので声は出せません。口の動きが分かるようになり、コミュニケーションをとれるようになってきたところでした。

休み明けで出社した朝、夜勤者から「○○さん、今朝、亡くなったから顔見てお別れしてきて」と言われ、先輩ヘルパーと部屋に行きお別れをしました。その時「苦しまないで亡くなったんだよ」と説明を受け、自然と涙があふれてきて「仏様の前で泣くんじゃない、今まで苦しんで生きてきたんだから、笑顔で送ってあげないといけないんだ」と教えられました。

この時私は、「介護の仕事は向いていない」と、一度別の仕事に移りました。介護の仕事から離れて、「私は、介護の仕事が好きなんだ。入居者(クライアント)のちょっとした時の笑顔が見たい、ありがとうって笑顔で言われる介護職員になりたい」と強く思うようになりました。

これまで、たくさんの介護サービスで学んできました。デイサービス・小規模多機能ホーム・有料老人ホーム・グループホーム・訪問入浴、軽度の訪問介護、さらっと重度訪問介護……

現場の先輩方から、テキストにはないこと、実際のケアの動作方法、介助時の体の使い方、精神面でもリフレッシュ方法などアドバイスをもらいながら、仕事と育児を両立しがんばってきました。これからは、若い世代にどんどん介護の職に就いてもらうために、育児しながらでも働ける環境作り、働きやすい職場作りを一人一人と手をたずさえながら、クライアント・アテンダントの笑顔が見られるような職場にしていきたいと思っています。

プロフィール
石橋里美 ホームケア土屋 東北

山形県米沢市出身
家族構成:母・妹(仙台)・弟(飯坂)父は6年前に他界・子供

幼少期は、近所の子供たちと木登り、虫取り、川遊びなど田舎独特の遊びをしていた。
親の影響で小学校から高校までソフトボールで体を動かしていた。活発な子。

人見知りで、じっとしていられないタイプ。

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