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私の仕事に対する想い / 重野有香

私の仕事に対する想い
重野有香

私が介護の仕事をさせていただくようになって16年になります。

ただ「おじいちゃん、おばあちゃんが好き」という軽い気持ちで、高校卒業後に特別養護老人ホームに就職しました。

今から20年以上も前の為、現在の特別養護老人ホームとは違い、広い食堂に集められ、ただただ何時間も座らせられているというような環境でした。全てが機械的で流れ作業の支援に違和感は有りましたが、仕事に慣れてくるとその違和感も徐々に薄れていきました。

一日の中で夕刻の30分程がゆっくりご入居者様とお話しできる時間で、その時間帯が一番楽しかった事を覚えています。入職して半年程すると少しずつ自分の介護観が出てきて、「私のしたかった介護はこんなんじゃない」という思いも強くなり、様々な理由から退職に至りました。

そこから数年は介護ではなく、一般企業に勤めました。

介護の仕事から離れ4年ほど経った頃、家の近くに新しく介護付き有料老人ホームが開設されると知り、「新しいところならみんなスタート地点が同じだから、自分の思う介護ができるかもしれない」という思いで介護職に戻りました。それから、老人保健施設やグループホームで認知症高齢者の介護に携わりました。色々な施設での介護を経験させていただき、沢山の事を学びました。

高齢者介護の経験しかない私が、「重度訪問介護」という仕事を初めて知ったのは、一年程前でした。友人の紹介で「重度訪問介護」を知り、入職致しました。

私が今まで携わっていた「介護施設での介護」とは180度違い、呼吸器を常設されているクライアントや、24時間体制で医療ケアを必要とされているクライアント、常に気持ちを張り詰めていなければいけない環境に最初は戸惑いました。

しかし、支援後はPCで「しげ、ありがとう」と一生懸命入力して感謝を伝えてくださる事が多く有ります。また、1対1で向き合いゆっくりと丁寧に支援をする事ができ、とてもやりがいを感じています。

認知症高齢者の介護施設では、ご入居者様に名前を呼んでいただき感謝の言葉をいただくような機会も少ない為、そういった一つ一つの心遣いが嬉しく、日々優しい気持ちになれます。

介護施設では、ご家族様が在宅での介護に疲れ、悩みに悩み、最終手段で「仕方なく施設に…」というケースが多く有りました。しかし土屋では、最終判断の施設や病院入所に至る前の段階でのお手伝いができます。

誰だって「慣れ親しんだ自宅で生活したい」、そういう思いがあると思います。クライアントや、そのご家族の思いを共有し、安心して生活できる環境作りのお手伝いができるよう努めていきたいです。

重度訪問介護に携わり、まだ1年です。これからも先輩アテンダント、クライアント、ご家族、他職種の方、支援に関わる全ての方々に沢山の事を学び、今よりも良い支援を目指していきたいです。また私自身も日々成長していけるよう頑張ります。

プロフィール
重野有香 ホームケア土屋 九州

名前:重野有香
趣味:LIVEに行くこと
性格:典型的なAB型です

050-3733-3443