異端の福祉
雪下岳彦

1冊の本が届きました。

株式会社土屋の社長である高浜敏之さんの本です。

思いがけないつながりで、こちらの土屋さんと縁ができ、顧問を務めさせていただくようになりました。

高浜社長とはミーティングなどでお話しする機会があります。

重度訪問介護の実情を肌で感じ取るために、自ら講習を受けて現場に入られたり、重度訪問介護が必要な方々に途切れることなくサービスを届けるために、先を見据えた新しいツールやテクノロジーを取り入れつつ、持続可能な会社経営の舵取りをされている姿は、とても刺激を受けます。

まさに「新しい福祉の形」を作り上げようとしています。

恥ずかしながら、土屋さんと出会う前は、重度訪問介護の存在は知りませんでした。

また、福祉業界についても、これまであまり関わりがなかったため、いまだに知らないことやわからないことがたくさんあります。

私も1人の障害を持つ人間として、また医療に携わる身として、この本を読んで色々と学びたいと思います。

献本いただき、ありがとうございます！

プロフィール
雪下 岳彦（ゆきした たけひこ）

1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後車いすの生活となる。

1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学（心理学）、サンディエゴ州立大学大学院（スポーツ心理学）に留学。

2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。

2012年より、順天堂大学 医学部 非常勤講師。

2016年から18年まで、スポーツ庁 参与。