ここが違う!「施設ケア」と「在宅ケア」 / 宮里清瑚

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ここが違う!「施設ケア」と「在宅ケア」
宮里清瑚

私は、2021年1月に株式会社土屋に入社しました。

病院で1年間、特別養護老人ホームで3年間、介護職員として勤務しておりました。

重度訪問介護への転職の理由として、「重度訪問介護であれば、その人にあった暮らしが在宅で出来る。」と感じたからです。

以前勤めていた、特別養護老人ホームでの業務内容としては、主に介護の3大介助と言われる「食事・入浴・排泄」の介助。施設では「ユニット型」と言われるユニットケア施設、利用者10人に対して、介助者1人。

1人の利用者に対して時間をかけてケアをすることが、難しい環境にありました。

介助者1人で大勢の利用者を介助しなくてはならないため、介助はなるべく素早く行い、時間を見て、周りを見て、動くことがほとんど。また業務としては流れ作業のような感じでした。

利用者から「本当はお家へ帰りたいけど、帰れない」と訴えられたことがあります。

今であれば、「重度訪問介護」という制度があることを伝えることができますが、当時の私は重度訪問介護の制度を知らず、利用者の訴えを聞くことしかできずにいました。

そんな中、知人から重度訪問介護と土屋の存在を知り、思い切って重度訪問介護の世界へ飛び込みました。

今まで、高齢者の方の介護にしか携わったことがない私は、少し戸惑いがありながらも、「重度訪問介護従業者養成研修統合課程」を受講しました。

これまでの障害者の歴史や背景と、医療的ケアを学び、多少の不安がありましたが、「これから頑張るぞ」と肩に力が入ったのを今でも覚えています。

初めての支援に入ったのはALSのクライアントでした。

10対1の今までの介護とは大きく違い、重度訪問介護では1対1の長時間で在宅での支援。

以前施設でもALSの方とも関わりがあり、支援、介助には自信がありました。

在宅では特に信頼関係が大事だと感じた私は、クライアントへ積極的に声かけをし、コミュニケーションをとりました。

「趣味はなんですか?」「スポーツは何が好きですか?」「何かしてほしいことはありますか?」などと声かけをしていると、最初は穏やかな表情だったのが、徐々にクライアントの表情も曇り「やってほしい時に呼ぶからあれこれ聞くな」と文字盤からひと言。

最初の第一印象を「よく思ってもらえるように」やっていたことが、重度訪問介護に1番重要な「見守り支援」を忘れていることに気付かされました。

在宅での生活に大事なことは、もちろんクライアントとの信頼関係もありますが、独りよがりの支援をするのではなく、重度訪問介護の制度には「見守り支援」があり、「クライアント主体」の支援であることが1番大事です。

私は、施設や病院等で勤務してきて今に至りますが、介護経験がある方、また経験がない方、土屋に入社する方、皆さんにお伝えしていることがあります。

土屋の「ミッション・ビジョン・バリュー」です。特に支援等で困った時、バリュー12項目を改めて確認すると重度訪問介護で必要なことが載っています。

現在私は、オフィスマネージャーとして働かせて頂いておりますが、改めてバリュー12項目を見返して、気づかされることが多くあります。

これからも重度訪問介護がより良い支援であるために、また当事者が住み慣れた地域で安心して過ごせるように、今後も業務に励んでいきたいと思います。

プロフィール
宮里清瑚 ホームケア土屋沖縄

2012年 県立病院へ就職 1年間
2016年 介護専門学校へ進学 2年間
2018年 特別養護老人ホーム就職 3年間
2021年1月 株式会社土屋 入社 現在に至る

小、中と野球をしていた。今でも草野球をしている。
趣味はスポーツ観戦。全般。

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