『私にとっての重度訪問介護とは』 / 前波優

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『私にとっての重度訪問介護とは』
前波優(ホームケア土屋 九州)

介護の仕事に就いて、約15年が経った頃、転職のタイミングで「重度訪問介護」を知りました。

詳しい内容も知らないし、訪問介護の経験も無いまま、思い切って障害福祉サービスの世界に飛び込みました。

高齢者介護の経験のみだったので、研修を受けて、高齢者介護との違いを感じて、クライアントとの関わり方を考え直しました。
出勤先が、病院や施設ではなく、クライアント宅であることが新鮮でしたが、緊張感もありました。
クライアントとコミュニケーションが取れてくると、緊張感も和らぎ、私にも1人に寄り添った支援が可能だと感じました。

1人で70人を担当する時間を経験したことがある私にとっては、「重度訪問介護」の現場の時間は、ゆっくりと流れていきました。

介護職には付き物の腰痛のリスクも低く、長く続けられる仕事だと思えました。

過去に特別養護老人ホームでは個別ケアを追求していましたが、理想と現実の差が大きく難しさを感じていたので、重度訪問介護は最高の個別ケアだといえるでしょう。

重度訪問介護を経験してみて、勿論クライアントの支援に入るのですが、私たちが支援に入る事で、「クライアントのご家族の支えにも繋がっている喜び」も、感じることができました。

最初は、赤の他人であるアテンダントを、長時間プライベートな自宅に招き入れることは、いくら「支援」「サービス」といえど、ご家族ご本人にとって、ストレスもあると思います。

なのでコミュニケーションをしっかりとり、信頼関係を構築することが最も重要です。

全ての要望・お申し出に応えられる訳ではないですが、私の場合、「人の役に立っている実感」は、病院や施設に勤務している時を超えてきました。

病院や、施設に勤務していた時には気付けなかった、クライアントの思いや、求められている奥深いケアを学ぶこともできました。

あとは、車の運転は好きなので、出勤する場所が変わるのは、私にとって良い気分転換にもなっています。

私は、「重度訪問介護は単純に『良い仕事』だ」と、思えています。

希望に応えることの難しさや、マネジメントの難しさもありますが、今後、重度訪問介護がもっと広く知られて、在宅生活を諦めている未来のクライアントを1人でも多く支えられたらと本気で考えています。

1人1人に寄り添った介護がしたいと感じている方には最適なお仕事です。

介護は未経験でも、前向きで素直にクライアントの話を聞ける方は、良い関係性が築けています。

人手不足の介護業界ですが、困っている人を支えるには人材が必要です。

軽はずみには人を誘えない私ですが、興味のある方との出会いを大切にしたいです。

是非、一緒に介護のお仕事してみませんか?

■プロフィール
22歳の時に看護助手として療養型病棟で介護を始める。
3年後に独学で介護福祉士を取得。
特別養護老人ホーム(従来型)、特別養護老人ホーム(ユニット型)、救護施設を経験後2018年に重度訪問介護に従事し始める。
趣味はスポーツ観戦(特にNBA、格闘技)

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