社会性、経済性、そして人間性について / 小山田康浩

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社会性、経済性、そして人間性について
小山田康浩(ホームケア土屋 古賀)

私は横文字やカタカナが苦手です。

土屋のミーティングや研修でもソーシャルビジネスという言葉をよく聞きます。

どんな意味なんだろうとググってみました。

「ソーシャルビジネスとは、子育て・高齢者・障害者の支援や、地方活性、環境保護、貧困、差別問題などさまざまな社会問題の解決を目指して事業を展開し、社会貢献を目指す取り組みのことです。社会課題が多様化してきたいま、行政による福祉的解決には限界がありソーシャルビジネスには注目と期待が寄せられています。」

とありました。何かどこかで似たようなことを聞いたなと考えていると、土屋の取り組みだと思いました。

特段すごいことだとは感じませんでした。

なぜなら、土屋で働かせもらっているうちにソーシャルビジネスの内容が染みついていたからだと思います。

でも、簡単そうでとても難しいのかなと感じています。

会社の社会性とは何か、経済性とは何か…会社によって細かな中身は変わってくると思います。

人間性の追求(スタッフの幸せの追求)と、社会性の追求(社会への貢献)だと思います。

そして、この2つの目的を達成するために必要な手段として、経済性の追求が必要になるのだと思います。

会社としては経済性が重要であることも自負しているつもりです。

しかし、経済性ばかりに傾いてしまうと働いてくださっているスタッフに過剰な労働環境や人間性に欠けていき、組織として致命的になります。

時々、案件だとか業務に集中しすぎると、いつの間にか数字のことばかり考えてしまっていることがあります。

ハッと我に返り、自分なりの福祉の心(何のために今この仕事をしているのか)を自問自答します。

ついつい出てしまう悪い癖です。

私的な考えではありますが、福祉業界では社会性と人間性がある程度確立されていれば、おのずと経済性がついてくると考えています。

会社に属しているスタッフが楽しそうに支援できることで口コミで広まり、社会性と経済性そして人間性がトリプルで成り立つのではないかと思います。

しかしながら、現実的に社会性・経済性・人間性をまとめて上手くいくことは難しいなと感じることもあります。

気が付けばどれかに偏っていたりと非常にバランスが取りづらいですが・・・

軌道に乗ってしまうと、とても効率よくバランスの取れた組織になると考えます。

自分も事業所アテンダントもこの3つが欠けることのないよう、目の前の小さな声を探し続け「日本一働きたい会社」「支援を頼みたい会社」になるよう努めていきたいと思います。

プロフィール
小山田康浩 ホームケア土屋 古賀

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