重度訪問介護ってどんな仕事?~『人と人として出会うこと~重度訪問介護で必要なこと~』~ /大庭賢二

重度訪問介護ってどんな仕事?~『人と人として出会うこと~重度訪問介護で必要なこと~』~
大庭賢二

初めまして。
ホームケア土屋 北九州でコーディネーターをさせていただいています、大庭賢二と申します。

私は、土屋に入ってもうすぐ3年目、そして介護を初めてもうすぐ3年目。
そうです、初めての介護が土屋ということになります。

介護未経験で土屋に入社した当初、社内のアテンダントさんやクライアントの方によく言われていました。
「介護未経験で、よく重度訪問介護を選んだね。」と。

当時の私は、「重度訪問介護?もしかして(名前からして)難しそう?」とプレッシャーを感じることもありました。

では実際、重度訪問介護(以下、重訪)って、どんな仕事なのでしょうか?

インターネットなどで調べると、「重度の肢体不自由や知的障害、精神障害があり、常に介護を必要とする方が在宅で生活を続けられるようにサポートするサービスです。

ホームヘルパーが自宅を訪問し、入浴や排せつ、食事などの介護、調理や洗濯などの家事、生活相談や助言、外出時の移動介護などを行います。」などと記載されています。

要は、「重度の障害を持っている方の手となり足となり、自立した生活を送るためのお手伝いさん」という認識でも良いのかなと思います。

実際に、介護保険を使用する一般的な訪問介護では、1~2時間の間に調理したり洗濯したり、仕事の内容が決まっているのがほとんどだと思います。

重訪では、仕事のルーティンの「決まり」はあるものの、食事の時間や排泄の時間がきっちり決まっているわけではありません。
あくまでもクライアントの方の「手足となるお手伝いさん」です。

私たちがトイレに行きたいときにトイレに行くように、クライアントの方がトイレに行きたいときにトイレに行きます。
ご飯を食べたいときに食べるし、ある日は家で、ある日は外で食べます。

それぞれのクライアントの方の生活に沿って、私たちもサポートをしていきます。

また重度訪問介護では、現場によっては8時間以上の活動になることもあります。
もちろんその間は、クライアントの方と(基本的に)1対1になり、1日の3分の1を共に生活することになります。

そうなると、会話も欠かせません。
時には相談に乗ったり、世間話や他愛もない会話など、笑いあって話したりもします。

私が重度訪問介護を未経験で始めて、「必要だな」と感じたスキルは、ズバリ、コミュニケーション力です。
私たちは人間なので、介護経験者でも、時にはミスもあります。

これから重度訪問介護を始める方たちに大事にしていただきたいと思うのは、「失敗しても、許されるような関係作り」。

技術は必ず後からついてきます。

仕事の中で、私はクライアントの方との会話・コミュニケーションをとても大事にしています。
重度訪問介護とは、そのような仕事だと思っています。

◆プロフィール
大庭賢二 ホームケア土屋 北九州

名前:大庭賢二(おおばけんじ)
年齢:25歳
介護経験:2年
所持資格:初任者研修

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