休む勇気と休んで!というムード / 中川龍嗣

休む勇気と休んで!というムード
中川龍嗣

「休みの日に仕事をしてしまい、休みを取れない人がいます。勇気を持って休みを取りましょう!」と言われた事がある。

「いやいや、休めるでしょう、休みは普通に取れますよ!」と思いながら仕事をしていましたが、日が経つにつれメール・電話が気になりスマホが手放せなくなり…、休みの日も仕事の不安が頭の中をよぎり、常に仕事の事を考えている。PCを開き、書類等のチェック、寝ている時も仕事の夢を見るようになる。

次第に余裕がなくなり、疲れも取れず、「同じこと」の繰り返しの日々。

始めは仕事の楽しさ、やりがい、責任感もあり、楽しみながら頑張れる事もありますが、休みを取らなさすぎるとマイナス思考やネガティブな思考が増加してしまいます!

知らず知らずに言葉や表情にも出てしまい、不快に思われてしまうことも。

他人の目を気にしてしまい、いろんな事を考えすぎて心身ともに休めなくなる、休みを取るだけなのに、「なぜか抱いてしまう罪悪感」。

考えすぎや苦労をしすぎると人を妬みやすくなり、自分を卑屈にさせる!心身の疲労が蓄積し、仕事能率の低下、生活の質も低下し、疾病発生の原因になる場合も!良い事は全くありません。

どうしたら気持ちよく休むことができるのか!

今後も悩む事ですが、まずは(私が必要だった勇気) 「休みを申し出る勇気」、「休みを計画する勇気」、「スマホを触らない勇気」、「仕事を任せるお願いをする勇気」、「同僚・上司に相談する勇気」を持ちました!

プライベートで「休む名目」を作り、休むのも良いかと。

私は子どもの為に仕事を気にせず休みを取れるようにしていきました。月間計画で有給休暇の使用も。

スマホを触らない、仕事を任せるお願いをする勇気が必要です。

事前の計画も重要です。仕事は放置するのではなく、休むことを念頭に入れ、しっかり仕事のスケジュールを立てることが大切。同僚、上司に協力を仰ぎましょう。

仕事を休むリスクはありますが、明日から頑張り、直ぐに取り戻せます。それよりも大事なことは、体調を整え翌日から全力で仕事をする為の投資です。

休むことで心を守り、プレッシャーから解放され、心のバランスを保ち、精神的な健康を維持することができ、仕事の効率も上がります。

もし休めない雰囲気があるなら、職場環境にも問題がありそうですが、堂々と休める社会と会社にしていく必要があります。

無理している方には特に休みを促し、少しでも休みを取れるよう手助けしていきたいと考える次第です。

苦労の中でも休みを取り、リフレッシュして楽しさを感じながら働くことができたら、とても幸せなことだと私は思います。頑張りすぎてしまう人ほど休むことは悪い事だと思ってしまいがちですが、休むことに罪の意識を持つ必要なんてどこにもありません。

勇気をもって休みを取りましょう。

◆プロフィール
中川龍嗣 ホームケア土屋 九州

九州ブロックエリアマネージャー
1983年、長崎生まれ。2児の父。販売・サービス業を経て31歳で認知症グループホームに転職。介護職員として高齢者介護に従事。2019年、重度訪問介護を知り土屋へ入社。サービス提供責任者・コーディネーター経験し2021年、ホームケア土屋長崎の事業所管理者に就任、業務管理を行う。現在、株式会社土屋九州ブロック西部地区エリアマネージャーとして従事する。

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