理想の職場とは?~「他者」という別の世界と協同するために~
井上翔太
私は今現在まで介護を約8年間経験してきました。
介護をする前も色々な仕事を経験してきた中で、「理想の職場とはどのような職場なのか」と、考える時間もかなりありました。
例えば、「休みをあまり取れなくても、給料がいい職場」がいいのか?
その逆で「休みはしっかり取れるし楽だけれども給料が少なくてもいいのか?」など様々な葛藤をしながら職選びをすることもありました。
「理想の職場」とは、その人それぞれの価値観や家庭環境、人間性によってかなり違ってくると考えます。
まだ私が若く独身の頃は、少々無理をしても大丈夫でした。ただ、やりがいがあったかと言えばそうではないと思います。ただ漠然と仕事をこなし、言われたことを言われた通りにやっておけば問題なく仕事として成立する環境で、それなりに給料をもらえればいいだろうという考えが主でした。
現在私は結婚し、子どもも二人いる環境にあります。その為「家庭を一番に考えられる職場の環境」が今の私の中で「理想の職場」と言えます。もちろん仕事を優先せざるを得ないこともありますが、なるべく家族との時間を大切にしていきたいと思っております。
それは私自身だけではなく、他のアテンダントの皆さんにも言えることです。
管理者という立場となり、より一層周りで支えてくださっている方々の生活なども考えていく必要があると思っております。
アテンダントの皆さんも、それぞれに家庭や考えを持って仕事をしてくださっているので、それに少しでもお応えできるような職場を作っていきたいと考えております。
その為には各アテンダントといい距離感でコミュニケーションを日々取っていき、目の前のこの方が、「今どう思ってお仕事をされているのか」「何か不満などないか」など、聞きやすい、また相手にとっては言いやすい関係づくりを大切にしていきたいと思います。
人それぞれ色々な意見や考えをお持ちの中で、いかにそれを引き出していけるかが管理者としてのステータスにも直結すると考えていますので、一人でも多くの方が「この職場で良かった」「この職場はとても働きやすい」と、思っていただけるように日々精進していきたいと思います。
そうすることで必然的に仕事のパフォーマンスも上がり、クライアントの安心にもつながってくると思います。
「土屋で良かった」という言葉がクライアントから発信されることで、アテンダントのやる気にもつながってきます。そうすることで土屋のネームバリューが上がり、信頼の獲得や事業拡大にもつながってくると思います。
皆さんが幸せに生きていける環境。人生において仕事とはほんの一部かもしれませんが、その仕事で少しでも幸福感を得ることができれば皆さんが幸せになる。
これこそが私が思う理想の職場だと思います。
◆プロフィール
井上翔太 ホームケア土屋 北九州
1991年3月16日生32才
福岡県北九州市出身
2022年5月土屋入社
現コーディネーター