コミュニケーション能力。その具体的な大切さ / 濱本宏美

コミュニケーション能力。その具体的な大切さ
濱本宏美

早いもので介護業界に転職して、気付いたら2年と半年が過ぎました。

未だに、日々学ばせて頂く事が多くあるなと感じます。

技術面などもそうですが、特に介護の現場において重要なコミュニケーションについては、まだまだ学ぶことが多いなと思います。

介護の現場におけるコミュニケーションはとても重要です。コミュニケーション不足がトラブルの原因になる事もあります。

クライアントや、クライアントのご家族、訪問看護師やスタッフ同士等、日々介護の仕事をする中で沢山の人たちと関わりあうことが多くあります。その中で、安全で質の高い支援を提供するためにもコミュニケーション能力は、とても大切になってくると思います。

介護のコミュニケーションの基本は、「相手を尊重して話を聞く」「共感を意識する」「意識的に相手の名前を呼ぶ」「聞く姿勢や動作に気を配る」等があります。

これらを意識しながら日々接することで、クライアントが徐々に心を開いてくれて、安全で円滑な質の高い支援提供に繋がっていくのだと思います。

ただ介護の現場では言葉だけがコミュニケーションツールではないことがあります。文字盤や口の動きを読み取ってクライアントの思いを感じ取る必要がある場面もあります。この様にクライアントごとにコミュニケーションツールが違ってくる中で、日々コミュニケーションスキルを磨くことは利用者との関係構築や、質の高い支援の提供を行う上でも重要な課題だなと思います。

クライアントだけではなく、ご家族との関係構築もとても重要で、支援者からは見えにくい、ご家族が知る「クライアントの普段の生活状況」を教えてもらえることで、さらに質の高い介護支援の提供につなげることが出来たり、発生しうるトラブルを未然に防ぐことが出来たりと、コミュニケーション能力の違が大きく支援内容に影響を及ぼすのだと思います。

最近は介護保険の日中短時間の支援先に伺うことが多く、短時間で如何に密なコミュニケーションをとれるかということを課題に掲げています。

一番短い時間だと、週1回の支援先で1回の支援時間45分です。その短時間の中で、最近の様子や体調の変化等を、進んでクライアントの方から自然に話してもらえるような関係を築いておくことで、体調不良等小さな変化にいち早く気が付くことができ、大事に至る前に対応できるのではないかと思います。

また、関係の構築が出来ていないクライアントへの短時間の支援だと、私は焦ってしまい、言葉足らずでお互いの言っている事が正しく伝わらずトラブルを招いてしまうこともあります。クライアントとのよい関係を構築出来るように、まずはオープンマインドでクライアントにも心を開いてもらえるように働きかけていきたいと思います。

◆プロフィール
濱本宏美 ホームケア土屋 北海道

出身地:北海道札幌市
趣味:ダイエット、読書
保有資格:実務者
専門学校卒業後建設業の事務や医療事務の仕事をしておりましたが、大好きな洋服やメイクの良さを人に伝える仕事に興味があり、当初大好きだったブランドの販売員に転職し、13年間勤務(途中母親が病気になり自宅にて介護)。その後はコールセンターや税理士補助の仕事をしていたが、介護の仕事に興味を持つようになり2021年介護職未経験でホームケア土屋に入社し現在に至る。

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