クライアントの笑顔を守る~偽らず、繕わず、見守り、応じる~
長野早苗
土屋に入社してもうすぐ3年が経ちます。
介護未経験で入り、重度訪問介護の仕事は、人の笑顔を守る仕事だなと最近感じます。
今の考えに至ったのは、上司がクライアント宅へ訪問され、ご本人が笑顔になっていたことがきっかけです。体が辛いのに笑顔にさせるってすごいことだなと感じました。
「私も真似たい!」と思いましたが、そんなコミュニケーション力や引き出しは当然なく、どうしたら良いかを考え、場数を踏み、失敗するうちにクライアントの尊厳を大事にするとご本人もご家族も笑顔になると感じました。
気に入られようと特別なことはしなくて良い。面白い事を言わなくて良い。
無理にコミュニケーションを図ろうとしなくて良い。気分が優れない時は必要以上に喋らない。ただ側で見守り、必要な処置を行い、安心感を与える。
クライアントの大切にしていることと向き合って、出来ることを出来る範囲内で支援をしていく。
そうするといつの間にか信頼が築け、他愛もない事で笑ってくださるようになりました。私がこの仕事をして本当に良かったなと思う瞬間です。
まだまだ3年。知識や経験もまだまだ足りていないので、これからも現場を通して多くの事を吸収し、クライアントの在宅生活を支え、笑顔を守れるよう精進していきたいです。