介護は「ありがとう」感謝の言葉~不安の中から外へ連れ出してくれたことば~
宮里清瑚
私は土屋に入社して、今年2024年で4年目を迎えます。
今年で、介護の仕事に携わって7年目となりますが、介護をしてよかったと思えます。
以前は、病院や特別養護老人ホームなどに務めており、病院勤務1年、特別養護老人ホームで3年間、合わせて約4年間、介護職員として勤務してきました。
初めて介護の仕事をしたのは、県立病院で看護助手のお仕事。
高校を卒業し、たまたま見つけた求人が県立病院の看護助手のお仕事でした。
当時はやりたいこともなく、軽い気持ちで応募をしました。
面接を受けすぐに採用の連絡があり、病棟配属されすぐにお仕事の案内がありました。
病院での採用が決まる前、業務内容などネットで調べてみると介護の仕事とは、「3K」(キツイ、汚い、危険)という記事を多く見かけていました。
そんな記事だけではなく、そんな中にも「やりがいがある」という言葉も多くあり、より興味がわきました。
多少の不安もありつつ、続けてみて「自分に合わなかったらまた考えたらいい」と、軽い考えで、お仕事初日を迎えました。
仕事の初日は担当の先輩と一緒に付きっきりで介護業務を見学。
主に、食事、入浴、排せつの介助。
当時、私は頭では理解していたつもりでしたが、実際に食事介助やトイレ介助、オムツ交換、入浴介助の現場を目の当たりにして、自分が思っていたのと遥かに上回り、衝撃を受けたのと同時に、「この仕事を自分が続けていけるだろうか?」と不安を感じたのを今でも覚えています。
先輩職員と付きっきりで仕事している日々が続き、先輩職員から「まずは一人の患者さんから日々の介助をできるようになろう」と、お一人の患者さんと関わりを多く持つことになりました。
オムツ交換や入浴介助、ベッドから車いすへ移乗介助が必要な方で、最初はその介助にかなり苦戦していました。ナースコールが鳴り私が対応すると、少し不安そうな顔でその時の訴えなどがありました。そんな中、時折「若いのに偉いね」「ありがとうね」と声を掛けられるようになりました。
日々対応していると、何気ない「ありがとう」の言葉でも心に響き、「あー、やってよかった、頑張ってよかった」と思えることが増えていきました。その時介護の仕事をしていて、この仕事の楽しさや、やりがいを感じることができました。
初日に感じていた不安も日に日に薄れていき、純粋に介護の仕事が楽しく感じていくようになりました。
その後、介護の専門学校へ進学することを決め退職。
2年間介護の専門学校へ通い介護福祉士を取得し、特別養護老人ホームで3年間勤めた後に、土屋に入社。現在、オフィスマネージャーとして勤務しております。
今は現場での介護は減り、また違う角度から物事を見て対応することも多く、また違う介護の楽しさもあります。
これからも介護の楽しさとやりがいを感じながら業務に励み、自分自身も成長していけたらと思います。