人生の楽しみ方、せっかくだから毎日をハッピーに! / 二又里恵

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人生の楽しみ方、せっかくだから毎日をハッピーに!
二又里恵

私が今まで支援に携わってきたクライアントは脳性麻痺の方が多くいらっしゃいます。

脳性麻痺とは、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるとき(胎児期)から産まれて間もなく(生後4週間以内)の時期に受けた脳神経細胞の損傷によって、運動機能の障害(運動障害)などを起こす症候群です。

運動障害以外に、知能の低下や摂食障害、呼吸機能障害など併せて引き起こすこともあります。

また、言語障害があり、聞き取りにコツがいる場合もあります。

初めはいつ頃聞き取れるようになるのか心配になるのですが、いつの日か急にわかるようになり、そのころには打ち解けて支援に入るのが楽しみになります。

皆さんに言えることは、明るく前向きで、「どうしたら人生を楽しめるか」いつも考えてあるという事です。

幼少期の話を時々されますが、心の葛藤を抱き、時には絶望と戦い、人生を歩んでいく上でそういう考えにシフトチェンジされた方がほとんどです。

ある方は、散歩、買い物、旅行、食事が大好きで、おしゃれなので服をたくさんお持ちです。

私たちと同じように推し活もされていて、熱心に応援されている姿を見ると思わず笑みがこぼれます。

ネットで話題の食べ物をお取り寄せしたり、好きなアニメのキャラクターフィギュアを手に入れたり、ファンのタレントさんのCDやDVDを注文したりして届くのを心待ちにしています。

私たちもそこから刺激を受け、興味を持ち、またクライアントも同じ話題を共有できる喜びを感じられているようです。

一緒に買い物に出かけることもあります。

障害の世界は深く、視覚聴覚障害、知的障害、精神障害、発達障害等、一般的な認知は非常に高くなってきたと感じています。

標識やマークもよく目にするようになりました。

施設などバリアフリーが当たり前になってきていますが、心のバリアフリーも自然にすすんでいけばと願っています。

プロフィール
二又里恵 ホームケア土屋 久留米

地元の商業高校卒業後、事務職は合わないと思い歯科医院に入職。
その後、障害者のガイドヘルパーをしている頃に両親が入院。
これを機に転居、いったん福祉職を離れて飲食店へ就職し、その間にヘルパー2級を取得。

令和元年5月、前会社(介護)に就職。
令和2年10月、株式会社土屋入社。
令和2年12月、実務者研修終了。
令和4年3月、久留米事業所コーディネーター昇格。
令和4年4月、介護福祉士登録。

ミニチュアダックスフント姉妹犬2匹と同居しており、癒されて生活しています。

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