君はあの「おしゃピク」を知っているか!?~私の支援の楽しみ~ / 和田博道

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君はあの「おしゃピク」を知っているか!?~私の支援の楽しみ~
和田博道

元来、夜型体質である私は、毎朝低血圧と戦い、全身に纏わりつく泥沼から這い上がる気持ちで布団から起きて朝の準備をこなしていきます…。

そんな私が自分の体質に合った夜勤メインの働き方を求めて、巡り合えたのが重度訪問介護のお仕事でした。 

もちろんクライアントにも 24 時間の生活があり、それを支える私たちの仕事なので日勤務めも必要不可欠な役割なんですけどね。 

今回は日勤が体質的に大の苦手である私でさえも、朝からテンションが上がる支援の魅力について、語らせていただきたいと思います。

私が考える重度訪問介護、日中で一番の楽しみは自由度の高い「外出支援」です!

ある日、日中支援の為、クライアント宅に訪問。挨拶するや否やクライアントから「おしゃピクがしたい!」と言われました。 

「おしゃピク」とは SNS で写真映えする食事やアイテムを持ち寄った「おしゃれなピクニック」の事で、その日、朝の情報番組で特集していたそうです。

クライアントは私と同い年であった為、私は「おじさんがなにメルヘンで可愛らしいことこと言ってるの~!」とツッコミを入れつつ (※信頼関係をちゃんと築いたうえでのツッコミです)冷蔵庫の食材でサンドイッチを作り近所の公園へ出かけ、桜をバックに写真撮影をし、昼食を摂りながら過ごしました。

おしゃピクになったかどうかは不明ですが、クライアントには楽しい時間を過ごして頂けたようで、私にとっても充実した経験でした。 

また、目的地までの道のり1つとっても「今日は気分的に回り道をして行こう!」「新しいルートを開拓しましょう♪」などと会話をしながら、いろいろな道を探して歩くことがあります。 

重度訪問支援としてこの現場に入らなければ一生自分の足で通ることは無かったであろう道をワクワク探検しながらクライアントの笑顔に触れることが出来ます。

フットワーク軽く、思い立った時にクライアントの気分次第で予定を決めることが出来、日常に小さな刺激を作り出せる外出支援はクライアントにとってはもちろん、私の心の視野をも広げてくれる重度訪問介護の外出支援こそが最高の魅力だと考えます。

プロフィール
和田博道 ホームケア土屋 久留米

ホームケア土屋久留米 コーディネーター 

平成 20 年 ヘルパー二級取得。 平成 24 年 有料老人ホーム就職。 平成 28 年 介護福祉士取得。 令和元年 重度訪問介護の会社へ就職。その後株式会社土屋へ

資格:介護福祉士、保育士、幼稚園教諭 
児童福祉、障がい者福祉、高齢者福祉の枠に囚われない幅広い視野を持った人間になれるよう目指しています。

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