仕事と生活の調和~ワークライフバランス~
白鳥美香子
超高齢社会の到来に伴い、介護の需要は急速に増加しています。
しかし、介護業界は深刻な人手不足に直面しており、私自身もこの現状を日々実感しています。このような状況下で、人材確保は重要ですが、同様に長期間にわたって働き続けることも重要です。
私はワークライフバランスを充実させることで、1つの仕事を長く続けられると考えます。
しかし、「介護職は激務、私生活を大事にできない」との考えを持っている人はとても多いです。
実際、私は訪問介護の仕事に加え、障害児の息子を介護しており、仕事を始めたばかりの頃は介護と私生活のバランスを取るのは非常に難しいと感じていました。
そこで、今回は私なりのワーク・ライフ・バランスを充実させる方法について考えてみました。
ワークライフバランスを充実させるにあたって、身体的側面と心理的側面の両面で考えることができます。
身体的側面としてはロボットの発展に期待しましょう、、、笑
というのは冗談で、実際には適度な運動とバランスのとれた食事、しっかりと寝ることを意識しています。そして、隙間時間を見つけて市民プールで泳ぐことで、体力を維持しています。
心理的側面においては家族や友人、同僚と信頼関係を築き、互いに助け合える協力体制を作ることが必要です。仕事や介護で忙しくなったときに、信頼できる人に頼ることで負担を軽減することができます。例えば、家族に家事を手伝ってもらったり、友人に話を聞いてもらったりすることで、心理的な負担も解消しつつ、時間とエネルギーを節約することができます。
仕事と私生活のバランスをとるということが大切だと実感しています。
その両面を更に充実させようと思い、休みの日には趣味の山登りやデイキャンプを行っています。自然の中でリフレッシュすることで、心身の疲れを癒すことができています。
改めて、ワークライフバランスを充実させることは、1つの仕事を長く勤める秘訣だと私は考えます。
その1つの仕事が、例えば株式会社土屋の重度訪問介護であれば、一人でも多くの方が一カ月でも長く続けることにより、重度障害をかかえていてもご自宅で生活したいというニーズに一つでも多くお応えすることができます。
昨今、人手不足といわれる介護業界において、ヘルパーさんが長く勤めることで、冒頭で述べた超高齢社会という社会課題の解決に貢献することができます。
これはあくまでも私なりのワークライフバランスを充実させる方法であり、全員に当てはまるものではありません。
皆さまも意識してワークライフバランスの見直しと充実を図り、笑顔あふれる温かい社会を共に目指していきましょう。
プロフィール
白鳥美香子 ホームケア土屋 東北
資格:介護福祉士
障害児の母(家族介護18年)(★YouTubeチャンネルMIKAママと隼ちゃん★)
ホテル業界、病院事務、リラクゼーション店経営を経て介護の世界へ