「困っている人を助ける」シンプルだから、折れない
坂本友志(ホームケア土屋 関東)
今年の8月で介護の世界に身を投じて3年目になりました。
石の上にも3年、節目の年ですが、入社した時と変わらず、日々とても充実しております。
これまでは、介護とは無縁の仕事をしていましたが、実際に介護業界に入り、多くの素敵な出会いをさせて頂きました。
介護をする前は、本当に未経験で仕事が務まるのかと思った事は当然のようにありましたが、改めて過去を振り返ると、介護の仕事で「辛いと思ったことが無い」と言うのが正直なところです。
今回は、何故、私が介護の仕事を「辛いと思ったことが無い」のかという事に深堀していきたいと思います。
以前のコラムでも書いた通り、私は、デイサービス、重度訪問介護、訪問介護と経験させて頂きましたが、それぞれ良さがあり、勉強になる事が多くありました。
介護業界に入ったきっかけは「地域の社会貢献をしたい」という気持ちでした。
実際に介護の仕事は、地域に根差していて、私のやりたいと思っていた理想の仕事だったのだと思います。
私が支援に関わる事で、ご本人であったり、ご家族の生活が少しでも楽になった事を目の当たりにすると、心から「本当に良かった」と日々感じ、それが私の、介護を通じての仕事の原動力になっています。
ただ、一対一の在宅介護においては、安定して支援を提供していくという事は、とても大変な事もあります。
人が人を支えるという事は、苦難も多いですが、安定化してくると双方にとって喜びに変わっていきます。
茨城県水戸市の現状で伝えますと、重度訪問を専門で行える事業所が少ない為、難病や障害を抱えながら独居で必死に生活している方、ご家族で助け合いながら支えているご家庭を見てきました。
中には、他事業所の管理者さんが一人でほぼ毎日支援に入っており、ご本人を支えていた支援先も見てきました。
土屋のミッションである「小さな声」をより多く拾って行く為、9月からは栃木県にも事業所が開設されます。
これからも多くの出会いを大切にし、クライアントを支える支援者の拡大にも力を入れて、地域社会に根差した介護の仕事に誇りを持って取り組めるように日々、試行錯誤を繰り返しながら、楽しみを持って介護の仕事をより良いものにしていきたいと思います。