「逃げ道」を確保する役割分担~よいチーム作り~
大野隼人(ホームケア土屋 営業推進室)
高校時分に、部活動の監督から、「チーム作り」について、教わったことがあります。
良いチームに必要なことは
「主将は常におおらかでいること」
「副主将は常にピリピリしていること」
を、「演じること」。
これでどういった効果が得られるか。
それは、新人〜中間の人材に「『逃げ道』を用意することが出来る」というものでした。
転じて、「失敗を許し、追い込まないことが大切である」とも教えて頂きました。
そしてこう続きます。
「どんな組織も継続していくには、『新たな人材・知識・スキル』が必要となってくる。
それらを受け入れず、門前払いにし、凝り固まった思考で行動していくと、その組織は、いつか崩壊する。
だから、主将であるお前は、いつもおおらかで、全体を見通す力を備え、副主将の叱責に『まぁまぁ、落ち着いて』という余力を、常に残しておかなければならない。
そして、副主将は、嫌われ役にならなければいけないから、そのメンタル保持の為に、密に連携をとり、副主将にも『自分には、主将がついている』という、安心感を持たせてやる必要がある。」と…
社会人になり、同じような事を、ある経営者の方からも教えて頂いたことがあります。
複数の信用できる方々からの教示と実践を踏まえて、これらは、「良いチーム作り」に最低限備えていなければならない構図なんだと、自分自身に落とし込みました。
介護未経験で土屋に入職して1年4か月が経過し、先日、実務者研修課程を修了いたしました。
とても自信に繋がり、今後もこの経験と得た知識を活かせていけたらと、切に思います。
過去の経験や資格は、縋り、比較し、振りかざすものではありません。
未経験者の知識や経験を蔑ろにし、長所を抑え込む…などといったことは、決してあってはいけません。
大きな視野と、長所を最大限活かしてやれる思考を、組織上上長となる人物が備えることが、継続、上昇していける「良いチーム作り」に繋がるのではないか、と考えます。
プロフィール
大野隼人 ホームケア土屋 九州/営業推進室
大学を中退し、飲食の道へ。
専門学校時代に料理の大会で全国総合4位。
卒業後は京都の料亭に入職する。
その後大阪、東京、長崎で店長職、新店舗の立ち上げや売上げ、シフト管理を経験する。
肩を負傷した事がきっかけで介護の世界へ。
剣道三段、ふぐ取扱登録者、調理師免許、大型自動二輪免許、実務者研修取得
趣味は釣りと料理。
現在も飲食店オーナーから新しいメニューや人材育成の相談を受け、無償で対応している。