今できることをとりあえずやってみよう!~良いチーム作り~
竹内 利文(ホームケア土屋 東海)
我々の「重度訪問介護」という仕事は、「”チーム作りが全て”と言っても過言では無い」と思っています。
ただでさえ、同僚の居ない、孤独な労働環境の下、「一人じゃない」という気持ちを持って支援に入っていただく為には、クライアント毎に支援チームを作り、纏め、結束を強化し、より良い環境を作っていく事が不可欠だと考えます。
その為には、どうするか。
やはり、「アテンダントとのコミュニケーション」、これに尽きるのではないでしょうか。
その中でも、上下関係だけでなく、特に「横の繋がり」が最も重要だと考えます。
これは、私が入社当初から発信してきた事なのですが、未だに実現出来ていません。。。
我々の勤務形態では、全員が揃って支援に入らない日・時間はまずありません。
故に、皆で集まる事も不可能です。
だからこそ、マネージャー・コーディネーターは、お一人のクライアント毎でチームを作り、そのチーム内で相談や意見交換・情報共有等をしていく必要性を感じています。
そんな中、静岡ではRECOGを活用し、きっかけ作りをしています。
具体的には、アテンダントからの出勤報告や支援報告、実績票アップ等、全ての投稿に対し、全マネージャー・コーディネーターが、グッドマークや、笑顔等のスタンプ(?)で100%反応するようにしています。
本当に些細な事ですが、アテンダントに「ちゃんと見てますよ」という、意思表示と共に、少しでも孤独感の軽減と癒し(?)を感じていただけたら・・・という思いから取り組み始めました。
併せて、積極的にアテンダントからの情報共有や、コメントの投稿をお願いしています。
それがきっかけで、活気のある意見交換や、労いの言葉が返信されるなど、着実に効果が出始めていると感じる場面を目にする様になりました。
その際、マイナス面はありません。限りあるツールを活用する事で、各々の負担は、着実に軽減できている実感があります。
事業所を「チーム」と出来るのが一番理想ですが、人数も多くエリアが広いと、急にチームアプローチを始めても目が行き届かず、上手くいかないかもしれません。
先ずは小さなチーム作りから始め、それを少しずつ「良いチーム化」に向け一歩ずつ進んで行けたらと考えています。
その上で、良いチームの集団=良い事業所と出来れば、素晴らしい事だと思います。
まだまだ遠い道のりです。そもそも実現困難で夢物語かも知れません。
しかし、何もしなければ状況は悪化の一途を辿るだけではないでしょうか?
「小さなことからコツコツと」を掲げ、出来る事から少しずつ取り組んで行きたいと思います。