iPadを活用せよ!
雪下岳彦
私は頚髄損傷で手が不自由ですが、マウススティックという棒をくわえてiPadやiPhone、Macbook Proといったapple製品を使っています。
マウススティックは自作のモノを使っています。
iPhone用マウススティック完成!
http://yukitake.seesaa.net/article/153647384.html
マウススティックを制作販売しているところもあります。
SFマウススティック(iPad用)タッチパネル対応 福祉用具インターネットショップ アモレ
https://toksoamor-com.ssl-xserver.jp/32_427.html
特に、画面が大きくてタッチ操作がしやすいiPadを使えると、障害があっても自分だけでできることが格段に増えるので、土屋での講義の際にも活用を勧めています。
そんな折りに、すばらしい本が出版されました!
“闘病した医師からの提言 iPadがあなたの生活をより良くする”
安保 雅博 総指揮、髙尾 洋之 編著
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/032900009/053100058/
突然の重病により手が不自由になった医師の高尾さんが、ご自身の経験を通してiPadを活用するための工夫やiPadに標準搭載されている「アクセシビリティ機能」について、詳細に説明されています。
iPadのアクセシビリティ機能を活用して、自分に合った操作方法を見つけられれば、できることが増えます!
この本は、当事者だけでなく、ご家族や医療介護関係の方や学生さんに、ぜひ読んでほしいです!
プロフィール
雪下 岳彦(ゆきした たけひこ)
1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後車いすの生活となる。
1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学(心理学)、サンディエゴ州立大学大学院(スポーツ心理学)に留学。
2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。
2012年より、順天堂大学 医学部 非常勤講師。
2016年から18年まで、スポーツ庁 参与。