看護師なのに介護業界へ入って良かった / 尾上真奈花

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看護師なのに介護業界へ入って良かった
尾上真奈花(ホームケア土屋 大分)

私は現在、大分のオフィスマネージャーをさせていただいています。

平成6年生まれの28歳です。

看護師資格を持っている私が介護業界に足を踏み入れたのは土屋だったからです。

諸事情により(この辺りは他の記事に載っていますので、そちらを参照ください)看護師を辞めて、他の仕事をしようと思い求人を探していたところに、

「服装自由」「髪色自由」「直行直帰」

なんて素敵な謳い文句。

人見知りで人に合わせることが苦手な私にはピッタリだと思いました。

仕事内容はあまりよく見ずに応募し、面接の際に説明していただいたものの、はっきりとは理解できず、重度訪問介護がどのようなものなのかもあまり分からないまま、その場で内定を頂き、お仕事がスタートしました。

仕事内容は看護業務に比べると簡単に感じました。

看護師免許を保有しているので医療的ケアのあるクライアントへもすんなりと介入でき、指導看護師として実地研修もできる。

そう!看護師免許を保有していることが凄く役立ったのです。

そして意地悪な先輩も居ない、髪色で呼び出されることもない、髪色隠しでウィッグを被って勤務し指導されることもない・・・

もうこれは天職だと。

何も分からずこの業界に入ったにもかかわらず、入社後1年半でオフィスマネージャーを任せてもらえるようになりました。

もっとも、それ以前にコーディネーターへの昇格の話が出た後は正直とても大変でしたが。

最初は、介護制度の知識は全くないので、上司の言っている言葉の意味が分からない。

インテークって何?居宅と重訪って違うの?

そんな状態だったので、ネットで調べたり行政に電話したり、上司に聞いたり・・・

そうした状態を抜け、今はなんとか周りの方々に支えられて運営していますが、介護業界に入って良かった!勉強して良かった!と思う出来事が2021年夏に起こりました。

祖母にすい臓癌が見つかり、余命半年の宣告。見つかった直後はとても元気でした。

しかし2か月後には黄疸が出てきて入院となり、みるみる衰弱していきました。

自宅で過ごしてもらうために地域連携室に行き、すぐにケアマネをつけてもらい、急ぎで要介護認定を下ろしてもらい、訪問看護やホームドクターへ切り替え手配をしてもらいましたが、これは知識があったからすぐに動けたのだと思います。

幸い、親族が交代で見たり、訪問看護の方が毎日来てくれたおかげでヘルパーさんのお世話になることはなく、癌が発覚し5か月、自力で動けなくなり1週間後に祖母は亡くなりましたが、自宅でみなと過ごせて祖母にとっても良かったと思いますし、私たち親族もやりきったという想いで満たされました。

人間誰もが将来介護を受ける可能性を秘めています。

それが介護保険なのか障害福祉サービスなのかは分かりませんが、もし自分の家族や知人が介護を受けなければならなくなった時に、スムーズに手配ができたり、ご自身が介護の担い手となることができるので、様々な方に介護業界を少しでも経験してほしいと思います。

「きつい」「きたない」「きけん」

介護業界や医療業界で言われる3Kですが、確かに否定できない面はあるかもしれません。

しかしやりがいもあるし、将来のためにもなります。

私としては看護師として働くより本当に楽しい!土屋に出会えて良かった!と思いますので、悩んでいる方はひとまずチャレンジして下されば嬉しく思います。

プロフィール
尾上真奈花 ホームケア土屋 大分

2020年4月より介護スタート
看護師免許保有
3年前より15キロ太ったため現在ダイエット中

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