完全試合
雪下岳彦
すごいことをやってくれました、佐々木朗希投手!
4月10日のオリックス・バッファローズ戦で完全試合を成し遂げました!
彼の能力を考えると、そのうちノーヒットノーランはやってくれるだろうとは思ってましたが、まさかいきなり完全試合とは!
この試合、テレビで最初から見てましたが、途中で13人連続三振を取ったときも興奮しました。
そして、ゲーム終盤になると、ノーヒットノーランか、いや完全試合の可能性もあるぞとなり、妙な緊張感が出てきました。
そして9回裏、内野ゴロ2つで2アウト。
守っている選手も、さぞかし緊張したことでしょう。
最後のバッターは三振に打ち取り、完全試合達成!
奪った三振は、なんと19個!
27アウトのうち19を三振で取ったことになります。
しかも、この試合で投げた球数は105球。
三振19個を取るのに57球は必要なので、ほとんど無駄な球は投げなかったということですね。
これも凄すぎます!
また、佐々木朗希投手をリードしたルーキー松川捕手も素晴らしかったです!
高卒ルーキーの松川捕手は、まだ18歳ですが、プロ18年目くらいの頼りがいある雰囲気を醸し出しています。
佐々木朗希投手は20歳なので、バッテリー2人合わせても38歳!私よりずっと年下ですね。
若い力が、物凄いことを成し遂げてくれました!
この快挙は、ひさびさの明るいニュースだと思います。
若い人達の活躍する姿は、パワーになりますね!
今週もがんばります!
プロフィール
雪下 岳彦(ゆきした たけひこ)
1996年、順天堂大学医学部在学時にラグビー試合中の事故で脊髄損傷となり、以後車いすの生活となる。
1998年、医師免許取得。順天堂医院精神科にて研修医修了後、ハワイ大学(心理学)、サンディエゴ州立大学大学院(スポーツ心理学)に留学。
2011年、順天堂大学大学院医学研究科にて自律神経の研究を行い、医学博士号取得。
2012年より、順天堂大学 医学部 非常勤講師。
2016年から18年まで、スポーツ庁 参与。