重度訪問介護を選んで良かったなぁ‼ / 杉田宣惠

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重度訪問介護を選んで良かったなぁ‼
杉田宣惠

私が介護の世界に足を踏み入れたのは、有料老人ホームで音楽療法士をしていた友人のお手伝いに誘われた、 11 年前の春でした。

音楽療法に参加したお年寄りたちに寄り添い、一緒に歌ったり、楽器を使うサポートしたりと、楽しく関わらせてもらいました。 そのうち、もっと介護のことを知りたいと思うようになり、気がつけば、資格はないものの、その老人ホームでデイサービスの入浴担当になっていました。

もちろん、身内以外をお風呂にいれるなんて初めてです‼ 認知症の方もおられたので、衝撃的な経験もたくさんしましたし、人生で初の足指骨折もしましたが…気がつけば、私1人で入浴介助を時間内に終わらせることができるまでに成長していました。 

ですが…時間内に終わらせたことは自己満足に過ぎず、工場の流れ作業のような気がしてなりませんでした。 

「もっと丁寧に髪や身体を洗って、ゆっくりと浴槽に入ってもらいたいなぁー」という思いが強くなってきましたが、昼食までには全ての人の入浴を終わらせなければならないので、思いは打消し、数か月が経過。

その後、理事長の計らいでヘルパー2級(現 初任者研修)の資格を取らせていただき、その時の実習先の訪問介護事業所で入浴介助を見ることができました。

その入浴は、ご利用者の意向に沿って、ゆっくり丁寧なペースで行われました。

「あぁーこれだ!私のやりたい入浴介助だぁー」と…。 

この数年後、私は老人ホームから実習先だった訪問介護事業所に転職しました。訪問介護では入浴介助だけではなく、家事援助なども経験して、1人分の料理を作ることが得意になりました。入浴介助では、リフト等を使う移乗介助を知りました。

また、同行援護の研修を受けて視覚障がい者の外出の支援や、有償車両の研修を受けて障害者の方の移動介助も経験しました。

そして現在は、医療的ケアも行う訪問介護の極みである、重度訪問介護事業所「ホームケア土屋」にて、現在に至っております。

重度訪問介護は、クライアントと接する時間も長く、肢体不自由な方や意思伝達もままならない方がたくさんおられます。介助の手技はもちろんのこと、コミュニケーション能力も一際大切だと感じますし、常に緊張感があります。 また、クライアントそれぞれで支援方法も異なり、ハウスルールもありますので、新たなクライアントと出会う度に初心に返り、支援にあたっています。

老人ホームから始まった介護の世界ですが、訪問介護に転向して更には重度訪問介護に携わり、決して楽な仕事ではないものの正解がなく毎日が発見で、一喜一憂しながら日々自分も成長していければと思っています。

プロフィール
杉田宣惠 ホームケア土屋 宮崎

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