HOME CARE TSUCHIYA

知る事の大切さ / 秋山芳樹

知る事の大切さ
秋山芳樹

ホームケア土屋茨城事業所でコーディネーターをさせて頂いている秋山です。

入社してまだ間もない事もありますので、私の紹介をさせて頂きます。

私の母が看護師という事もあり、介護業界に興味を持ち、大学進学を決めました。

しかし、大学在籍中の介護実習に参加させて頂いた折、介護の大変さを肌で感じ「自分には無理だ」「向いていない」と感じ、大学を卒業してからは、介護業界には進まずに約3年間、介護とは全く違う業種で働いていました。

その頃、母親の死を経験し、ふと「介護業界で働いてみよう」と思い、介護業界に飛び込みました。

最初から介護の3Kである「きつい、汚い、危険」を感じ、毎日嫌々仕事をしていました。

そうした日々を過ごしていく中で、職場の同僚や社長が仲良くして下さり、また親身になって私の話を聞いてくれていました。

そんなある日、一人のクライアントとそのクライアントのご家族から

「秋山さんと出会えてよかった」「人生の最期は秋山さんのいるここ(施設)で迎えたい」

という言葉をもらい、涙を流したのを今でも覚えています。

それからは、3Kも気にならなくなり、いつの間にか、仕事が楽しくなっていました。

そうした日々を過ごしていたある日、現在、茨城事業所で一緒に働いている知人から

「土屋で一緒に働いてみないか」と誘いを受け入社を決めました。

恥ずかしながら土屋に入社するまで、重度訪問介護の事を知らず、介護保険の高齢者介護しか経験がなかった私は、その違いに戸惑いを感じましたが、「重度訪問介護こそが本当の介護だ」と思いました。

クライアント1人に対し、アテンダントが1人ないし2人で支援をする。

また、クライアントが希望する事を支援の範囲内で行う。

当たり前の事のようですが、今までしてきた介護とは違いました。

何故その当たり前のことが行われないのか。それは支援される側が、認知症なのか、認知症ではないのか、の違いが大きいのかもしれません。

介護保険の介護ではアテンダント優先でスケジュールも組まれ時間で動いていました。

それに比べ、重度訪問介護ではクライアント優先でアテンダントが動いている。当たり前の事のはずが、施設での現実は違う。

私は、「重度訪問介護こそ本当の介護だ」と感動しました。

私がなぜ資格取得をしようと思ったのかというと、資格がないと出来ない事もあるし、

給料アップに繋がる。また、資格を持っているだけでクライアント、お客様の安心感が増すと思い取得しました。

そして一番の大きな理由は、当時の職場の上司の影響です。

その方は私の1つ上の歳で、資格も介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員、

社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師の資格を取得しており、会社を任されている方でした。

私はその方の下で毎日一緒に仕事をし、そのころ私生活でもよく面倒を見ていただき、いつの間にか私の中で「憧れの存在」になっていました。

毎日その方と接している中で、私も「この人のようになりたい」という思いが増し、資格取得をしてきました。

身近に尊敬、憧れ、お手本となる人がいた事が一番大きかったと思います。

介護の仕事は、資格がなくても行えます。

実際に、資格のない人や未経験者を募集する求人も豊富です。

しかし、無資格未経験の状態で現場にいざ入ると身体介護の業務に就けない等、資格がないと不便な事も少なくありません。

例えば、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の資格があると、仕事の幅が広がり選択肢も増えます。

また、資格の中でも独占資格があり、有資格者以外のものがこれらの業務を行う事は法律で禁止されています。

限られた有資格者にしかできない独占業務を行える為、有利に働きます。

それ以外にも、過去の自分が努力して取り組んだ事の証にもなり、資格を取得すると就職や転職を有利に進められ、自身のキャリアアップに繋がります。

資格選びを間違えると仕事に活かす事ができなかったり、時間と費用ばかりかかったりする事にもなりかねません。資格取得を検討する際は、資格の特徴や合格までに必要な時間と費用、仕事で活かせるかどうかなどをしっかり確認し「知る事」が大切だと思います。

介護業界を知る、保険制度を知る、介護の資格を知る。知る事はたくさんあります。

時間をどう使うかはその人次第。

人間、時間だけは皆平等です。どうのように時間を使うかで一人一人の人生が変わっていくと思います。

プロフィール
秋山芳樹 ホームケア土屋 茨城 

名前:秋山芳樹
出身地:茨城県
趣味:フィットネス、ボディーメイク

保有資格:ヘルパー2級、介護福祉士、社会福祉主事、介護支援専門員
大学で福祉、介護を学び、有料老人ホーム、特別養護老人ホームで経験を重ね2022年に株式会社土屋に入社し現在に至る。

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