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介護職をはじめておもったこと / 酒井いづみ

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約3分

介護職をはじめておもったこと
酒井いづみ

私が介護職に来たきっかけは、携帯会社に勤めている頃の経験です。

お店にいると、色々なお客様を応対します。車いすを自分で押しながら来店される方、何を言っているのかまったく分からないけれど、必死に手を動かしてこちらにアピールしてくる方、そんな方々を応対するたびに、自分の中で「なんとかしてあげたいな」という思いが芽生えました。

いざ入ってみると、自分が思い描いていた「介護」とはそれほど違いはなく、私でもできる!と思いましたが、ご利用者というより先輩からの圧力の方が対応が難しいなと思ったのが正直なところです。

以前に勤めていた介護会社でのことですが、入ってすぐ先輩方に自己紹介をする際に、緊張で声が小さくなっていたこともあると思いますが、よろしくお願いいたしますと自己紹介が終わると「ん?聞こえない。そんなんで大丈夫なの23歳」と言われたり、現場に入ると「あなた介護向いてないから辞めたほういいよ」と言われたり。前の携帯会社では初の新卒採用だったこともあり、すごく優しく育てられたので、こんなにも違うのかと思いました。

ですが、幸いにも私はそんなことを言われても折れる性格ではなく、逆に火がついてしまったので1年くらいは頑張ろうと思い、とりあえず言われた通りに仕事をこなしていたら、いつの間にかその先輩方から可愛がられていました。

土屋に入社し、今はもうその先輩方とは離れましたが、わたしの思い出の一部になっているのでありがたいかぎりです。

話は介護に戻ります。今思うことは、「重度訪問介護は経験者であっても簡単にはできない」ということです。私が思う重度訪問介護ができる人は「気配りができる人」「配慮ができる人」です。

やはり、人の家で仕事をする、人の身体に触れる仕事ですので、歩き方持ち方一つでご利用者の信頼度が変わってきます。例えば、寝ている間に隣でガチャガチャ音をたてながらケアをする人となるべく音をたてないようにケアをする人とではやはり後者の人がいいと誰もが思うかと思います。

介護は相手の立場になって考えることが大切だと思うので、同行の際は必ず、人様の家に行って仕事をするということを伝えています。命を守る仕事ではありますが、信頼されなければ命を守るところまでいかずに、その現場から抜けざるを得ない状況になってしまうこともあります。けれど信頼されれば、ご利用者は色々と教えてくださいます。

なので、私が介護を始めて思ったことは、仕事を覚えることも大事ですが、まずは信頼していただけるようにふるまう、気を付けるところからのスタートだと思います。そこから色々覚えていき、少しずつ一人前の介護士になっていくのかなと思います。

プロフィール
酒井いづみ ホームケア土屋 東北

1997年5月20日
青森県五戸町産まれ

高校まで青森で過ごし、知り合いのいないところに行きたいなと思い仙台に就職
5年ほど携帯会社に勤め、AIが発達してきたこともあり、需要がないと思い介護職へ
現在に至る

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