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重度訪問介護制度を「周知すること」で、助かる誰かがいる~介護職をはじめて思ったこと~ / 増田和也

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約5分

重度訪問介護制度を「周知すること」で、助かる誰かがいる~介護職をはじめて思ったこと~
増田和也

私が介護職に携わり、まもなく三年となりますが、苦に思ったことは一度もありませんでした。

結論から言うと、結果「慣れ」という言葉で、締めくくれてしまうかも知れません。

まったくの未経験で、なんの知識もなく、介護はおむつ交換などあり、「汚い」というイメージしかありませんでした。

ただ、やったことがないだけでやってみたらできるのでは?と、ふと思い、応募し介護業界に足を踏み入れました。

重度訪問介護の前に、介護の知識が無いため、研修などすごく新鮮な感じがして少しワクワクしていた当時の私がいます。

吸引、経管栄養など、普通に生活していたらまず行うことのない行為が出来ることに対しての「不安よりも誇り」をもっていたと思います。

従事していて思うこと、それは介護技術もそうですが、第一にコミュニケーション能力がまず必要ではないかと思います。

今まで営業、販売業で培ったコミュニケーション能力をいかんなく発揮出来る場でもあると実感しました。

そして管理者になり常々思うことがあります。それは、地域によって重度訪問介護の認知度に差があることです。

こんなにニーズはあるのに何故使おうとしないのか、何故そのような使い方をしているのか、何故新しいものを取り入れようとしないのか...

ケアマネージャーといえば、数ある制度を熟知し、その人に合ったサービスを適切に組み合わせる、介護サービスにおける「司令塔的ポジション」ですが、目まぐるしく変わる介護福祉サービスの法改正の中、重度訪問介護を取り扱っている方でも、十分に活用しきれていないケースもあり、私なりに提案・ご説明すると興味津々で聞いてくださる方もいらっしゃいます。

ただ「知らない」「周知が不十分」なだけで、上手く利用できていないのは「もったいない」の一言です。「それで助かる方が必ずいらっしゃるから」です!!!

支援に入っている時、管理者として全体を見ている時の風景というものの違いに魅力を感じることができ、介護職に転職しなければわからなかった魅力だと思います。

給料が安い、拘束時間が長い、身体を壊す、そういったイメージというのはなかなか消すことはできないかもしれませんが、入社してくれた方、一緒に働いていく方々の考えはいい方向に向けていきたいと思います。

この世の中、障害を持つ方々が、「世間にあまり触れられていない」という状況を変えていけたらと、従事してから思うようになり、私自身の考え方も変わったと思っています。

介護職を始めていろいろ思うことはありますが、人に対して優しくなれたというのが一番の変化かなと感じます。

障害をお持ちの方々のため、自分のため、会社のために、人間としてのスキルを上げていきたいと思います。

プロフィール
増田和也 ホームケア土屋弘前

神奈川県厚木市にて、平成4年6月7日増田家次男としてこの世に降臨。
3、4歳の時に家庭の事情とやらで父の地元、青森県弘前市に引越し田舎生活がスタート。
父、母、兄の4人家族で幼少時代を過ごしてきた。
現在は妻、息子がおり、R5.1には娘誕生予定。

父はトラックの飾装などをしており、現在は自営で飾装屋をしており、板金などをしている。
母は元美容師で今は農協でパートとして働いている。
兄は2個上で、関東で現在は働いている。(何をしているかは不明)

私は小さい頃から身体を動かすのが好きでひたすら動き回っていた記憶がある。
小学生になり、部活を考える年になるとサッカーをやりたいと思ったがサッカー部が無く野球部に入部した。
やはり好きではないものをやるというので力が入らず適当にやっていたが、すんなりとレギュラー獲得し試合に出ていた。

そのまま中学生になり野球部を仕方なく続け、難なくこなしていた。
勉強も好きになれず、とにかく没頭するものが無かったと思う。
高校にも近いからということで工業高校に入り、なぜか野球部に入部したが一年で退部、その後は写真部や家庭クラブとほぼ幽霊部員として過ごしていた。

卒業後は母の影響もあり、美容師の専門学校へと入学、2年には生徒会長を務めたこともあった。
が、美容師への欲があまりなく、美容の道へは進まずパチンコ屋へ就職した。
バイトでしていた飲食店から、接客の面白さに気づきパチンコ屋でも馴染むことができた。

その後は、接客や販売、営業などを経験して今の介護業界に辿り着いた。
今まであらゆる人たちと仕事で触れてきたが、障害者介護は初だった為、難しいかなと思ったがそうでもなく、すんなりと打ち解けることができていると思う。

現在ホームケア土屋弘前のCN、管理者として従事している。
やりがいは凄くあり、人材の育成、クライアントとのやりとりなど今までも経験してきたことが少しは役に立っている。

これからまだまだ伸びしろのあるこの地域を、どんどん活性化させ、まずは東北で1番の地域にしようと目論んでいる。
良い上司、輝いている上司、良い部下達がいることにより成り立っている会社。
貢献できるように尽力していきたいと思う会社だ。

以上。

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