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『介護の仕事を選んで感じた事』/ 前波優

『介護の仕事を選んで感じた事』
前波優(ホームケア土屋 九州)

介護の仕事に従事するまでは、全く違う業種で働いていました。

「自分には何が出来るのだろう」と感じながら道に迷い、転職活動をしている時に、初めて介護のお仕事が選択肢に入ってきました。

選択肢に入る前は「介護の仕事は自分には出来ない」と決めつけていましたが、「自分を必要としてくれて、待ってくれている人がいる仕事がしたい」と思い応募しまくりました。

当時は、男性で介護の仕事をしている人が少なかったのか、面接をしてもらえなかったり、応募して提出書類を出しても1ヵ月連絡がなかったりしたのは苦い思い出です。

幸い、無資格未経験の私を採用してくれる場所と出会い、職種は看護助手でしたが介護のお仕事をスタート出来ました。

介護のお仕事を教えてもらいながらやってみると、嫌な気持ちもなく覚える事が出来ました。

もうすぐ介護のお仕事に従事して20年になります。
振り返ると大変なこともありましたが、良い思い出が多いですね。

スタートした時は若かったので、患者さん、入居者さんから孫のように可愛がっていただけました。

「次はいつ来てくれると?」「明日休みね?残念やね。」や、単純に「ありがとう」の言葉が嬉しかったです。

糖尿病で目が見えなくなっている方に声を覚えてもらえたり、ご家族から感謝の手紙をいただけたり、部署移動や転職した時に泣いてもらえたり、全てが私の財産になっています。

一番辛かったことは最期を看取らせていただいた時です。

ご家族が最期のお別れがしっかり出来るように、個人的な感情は表に出さないようにしながらも、身体を清拭する時には「良く頑張ったですね。ゆっくり休んでくださいね。」と声をかけながら介助していました。

介護のお仕事を選んで今思うのは「選んで良かった」ですね。
ここまで人に深く関わるサービス業は無いのかもしれません。

今後は「介護職に就きたい」と思ってもらえるように、介護職の良くないイメージを変えていきたいです。

20年前は職種を聞かれて介護職と答えると「偉いね」と言われてきました。

何にも偉くないのに、普通に仕事しているだけなのにと思っていました。

大変な仕事で、待遇は良くないと思われているのでしょう。

株式会社土屋は待遇改善を可能にしてくれると信じていますし、微力ながら貢献していきたいです。

事業部としては介護の遣り甲斐、介護の魅力を伝えていけるようにしていきます。

支援が必要で困っている方は沢山いらっしゃるので、一緒に働いていく仲間を大事に邁進してまいります。

介護って良い仕事ですよ!

プロフィール
前波優 ホームケア土屋 九州

22歳の時に看護助手として療養型病棟で介護を始める。
3年後に独学で介護福祉士を取得。

特別養護老人ホーム(従来型)、特別養護老人ホーム(ユニット型)、救護施設を経験後2018年に重度訪問介護に従事し始める。

趣味はスポーツ観戦(特にNBA、格闘技)

050-3733-3443