社会性、経済性そして人間性
中川龍嗣(ホームケア土屋 長崎)
株式会社土屋はソーシャルビジネス企業であり、多方面の福祉分野で企業価値を持続的に向上していき、企業の社会的責任を果たし両立していく。
利益を上げていくだけではなく、企業を取り巻く人々との良い関係を築いていくことで、長く将来にわたって着実に成長していく。
土屋の目的である「ケアサービスを広く遍く提供し、介護難民問題を解決する」を実現する為、長期的な視野に立った経営に取り組む必要があり、社会性、経済性、人間性を長期的に一致させ持続可能な企業価値を向上させていく。
各事業所でもこの事を考え事業所運営に取り組み、土屋の目的を担っていけるよう考えていく。
社会性には自分の気持ちや考えを周りの人に理解してもらえるように表現する力、「聴く」「話す」「従う」など周りの人とうまく関わっていくための基礎的な力であり、その力を育てることがをはぐくむ事につながると言われている。
報連相が積極的にできなかったり、コミュニケーションを自分本意でとってしまうと関係性も崩れてしまう。
上長からの指示は理解した上で実行する、分からない場合は確認するなども必要だ。
容易に出来る方もいれば、少し苦戦する方もいる。
支援に必要な能力でもあるので、状況に合わせた対応ができるよう、お伝えしていく。
経済性、コスト面の低減。
事業所では支援数に対しての人員配置や勤務時間など、エリア内での調整もあり、誰しもが頭を悩ませてる事だろう。
人員が多すぎると人件費もかさみ過少労働にもつながる。
対応によっては働く意欲も低減しかねない。
逆に少なすぎると過重労働にも繋がり、こちらも意欲をなくしてしまう事が予想される。
全体のバランスを見ながら、無理がない調整が必要である。
私たちの賃金には税金が使われている事も忘れてはならない。
経費面も見直していき無駄な支出は避けるべきである。
人間性、自分以外の人の立場に立って考えられる視野の広い人を、「人間性が高い」と感じる人は多いのではないでしょうか。
他にも、マナーや約束を守る、常にポジティブ思考で明るい、向上心が高い、誰にでも平等に接している、感謝の気持ちを持っている等
探したらキリがありませんが、一般社会のルールや価値観などの面から「人間性が高い」と評価されやすい人、されにくい人に分けられているのは事実で、評価する方との人間関係でも基準が変わったりします。
支援に入る時でも人間性が低いと評価されると関係性が築けないで、拒否されたりする場合も出たりします。
会社内でも同様だ。
人間性は生まれ育った環境や、関わってきた人、経験が影響を受け、性格や思考と共に形成されているので、人間性をすぐに変える事は難しい。
マイナス評価をされていたり、指摘される事が多くなった場合は原因となっている事が何なのかを考え見直す事が大切だ。
しかし全ての人間性を否定するのではなく、よい部分を残した上で人間性をさらに高める方法を考えてはどうでしょうか。