介護職としての私の工夫~一つ一つの事実に触れていくことが、信頼を築いていく~
酒井いづみ
こんにちは。ホームケア土屋仙台のコーディネーターをさせていただいている酒井と申します。
私は23歳の時に未経験から重度訪問の職に就きました。
未経験から始めた私が、仕事をする上で行っている工夫についてお話したいと思います。
仕事をする上で信頼関係が一番大事だと思っていますが、私は雑談のようなコミュニケーションが苦手です。
コミュニケーションが苦手だからこそ、他の人よりも五感を鋭くしてケアをしていることが私なりの工夫だと思っています。
目からの情報、耳から聞こえる音、触れたときの感覚がいつもと違うと思ったら、すぐにクライアントにお話することで、クライアントからも「この人はすぐ気づいて伝えてくれる」と思ってもらえるように努力していますし、身体介助の際も、できるだけソフトに触れることを心掛けてケアをしています。
お部屋に入ったらまずはクライアントにご挨拶をしますが、何歩か歩く過程で部屋の状態を目視で確認します。
壁紙に貼ってあるクライアントに関わるメモ指示書等の紙類や、家具、ケアに必要な物品が変更になっていても引き継がれないこともたまにありますし、こちらが「変わったんですね」とお声がけしたときにはじめてご本人が気づかれるという場合もあります。
そういうときにクライアントやご家族に伺うと、変えた背景を詳しく聞くことができますし、雑談じゃないにしてもコミュニケーションを取ることができるので、その積み重ねで信頼をしてもらうよう努めています。
一見、色々の理由から気難しい方もおられますが、こんな自分なりの工夫で今の現場には入っています。
これからも自分のスタイルでお一人でもくつろいでいただけるよう頑張っていきたいと思っています。
◆プロフィール
酒井 いづみ ホームケア土屋 仙台
1997年5月20日生まれ。
青森県で育ち、就職を機に宮城県に住み始める。
高校卒業後、宮城県のケータイショップで働き、5年勤めた後ホームケア土屋に転職。
熱しやすく冷めやすい性格。






