介護と土屋と私
坂本友志(ホームケア土屋 茨城)
茨城事業所が水戸に開設されて、もうすぐ半年が経過しようとしております。
私は、茨城県の日立市出身ですが、人生で初めて水戸での春を過ごす事が出来ました。
事業所の近くには桜川という桜が沢山咲く綺麗な川があり、近くには千波湖という大きな湖があります。
こちらの桜もとっても美しく素敵でした。
さて、今回のコラムのテーマは、「介護と私」になります。
前回のコラムで私のこれまでの経緯について書いておりますので省略しますが、異業種から介護世界に飛び込んだ側の者として、介護について、土屋についての私の話をしていきたいと思います。
重度訪問介護を通じて、私のこれまでの介護のイメージがネガティブなものではなく、ポジティブなものに変わったことは間違いありません。
正直な所、この仕事に出会うまでは「介護」という言葉に一種のマイナス要因が先行していた事は確かです。
それが何なのかはうまく説明出来ないのですが、とにかく暗い世界のイメージがありました…
ただ、それは、私が介護の世界に飛び込んで全く逆の感想になりました。
実際に、出会うクライアント、ご家族、介護で疲弊している環境は多く見てきました。
しかし、私たちが支援に協力させていただく事で、少しずつ明るく穏やかになっていく姿を見ていると、自分自身、物凄くやる気と言うかパワーを多く頂いております。
そして自身でも介護の世界に出会う事で、当たり前だった生活や時間がとても貴重に感じられています。
重度訪問介護に出会って、時間の重みであったり、四季の移り変わりであったり、感受性が研ぎ澄まされている感覚があります。
これからも水戸市を中心として、クライアントの生活を重度訪問で豊かに変えていけたらと、日夜想っております。
続いて、「土屋と私」という事も話していければと思います。
現在、全国に支店を作ろうと計画しておりますが、これは日本に住む障害を持った方、そのご家族にとってとても意義があるものだと、実際に地方の支援に入っていると感じます。
特に、重度訪問介護で医療的ケアまで行える事業所が都心部と違って極端に少なく、貴重な存在になっています。
都心から水戸に来て思ったのは、通常の訪問介護と違って重度訪問介護を行う事業所が圧倒的に少ないという事。
私たちの強みは全国に事業所がある事で、重度訪問の支援内容や最新情報を共有できたりする事にあると思います。
これからも「ホームケア土屋」を多くの方に知っていただき、茨城での活動を意義のあるものにしていきたいと思います。
プロフィール
坂本 友志(さかもと ともゆき)
1983年茨城県日立市生まれ。
保有資格:実務者研修
WEB広告会社に長年勤め、年号が令和になるタイミングで介護業界に転職。
趣味は、映画鑑賞、旅行。
特にドキュメンタリー映画が好き。
国内、海外旅行が好きで10ヶ国以上。いつの日か世界1周できたら。