社会性、経済性、そして人間性について
義之博貴(ホームケア土屋 奈良)
土屋の社会性、経済性、そして人間性について考えると
社会の問題とされる全国の介護難民問題を解決すべく、探し求める小さな声をありったけの誇りと共にというミッションのもと進めております。
私たちの仕事では、他者と関わる事が多く、それによって他者の気持ちを汲み取る力や、環境や状況に応じ、自己主張したり、自己抑制したりして、周りに溶け込んでいくような感じで社会性を養っていっています。
私自身、この土屋という大きな集合体の中で、自分は少数派なんじゃないか?と悩む事、自分が間違っているの?と悩む事もあります。
ですが、そもそもコミュニティが大きすぎるから当然といえば当然なんでしょうね。
介護を事業として進めるためには、土屋には、まず研修機関があり、医療的ケアを含む重度訪問介護サービスの質の向上を掲げ取り組んでいます。
また、知識の向上、技術の向上を図るため定期的ミーティングを行い、介護職員の地位向上のため取り組んでいます。
これをすべて対面で行うとなると今以上の人員が土屋に必要になってくると思います。
株式会社土屋がこの取り組みの中収益を上げられているのは、オンラインでの全体共有によるところが大きいと思います。
最低限の人員で、全体に周知していく事で、かなりのコストを減らし、新たに資源を生み出しているのだと思います。
また、毎月、事業の透明化のため、包み隠さず、全社員に会社の方向性、事業の進捗状況を報告してくれる会社なんて今まで見たことがなかったですね。
ですが、対クライアントの介護の現場において、経済性を考えると、なかなか単純ではありません。
そこには、対クライアントに対して各々の人間性が出てしまうからなのだと感じます。
単純にクライアントの助けになりたい、寄り添ってあげたい、という気持ち尊重したいので、クライアントに寄り添えないまま、同行研修の回数を減らしたり(人件費削減)することはできません。
安易に人件費削減することは、人の生活だけでなく、時には、命にも関わってくるからです。
ですが、土屋はそこはしっかり守っていく会社ですから、私としては、素晴らしい環境で仕事をさせていただいていると感じております。
福祉で収益性を求める事をよく思わない方も多いと思います。
ですが、この事業は継続し続けることが大切だと思います。
この事業を続けていくことで会社も成長し、社会性、人間性も高めることができると思います。
私自身もまだまだ至らない点が多い中、人間性は日々高めていけるよう精進したいと思います。