クライアントとの関係づくり~自然体で過ごしてもらうために~ / 浅井悠平

クライアントとの関係づくり~自然体で過ごしてもらうために~
浅井悠平

常に他人が我が家に出入りする生活を想像した事があるだろうか?
クライアントとの関係づくりは一見簡単そうに思えて難しいと感じる。

マンツーマンでの関わりが多いからこそ思いもよらぬ発言が一瞬にして関係を崩してしまう事も少なくないだろう。

「他人が常に家にいる環境」というだけでも私なら、息苦しくなってしまう。

そのような事態を防ぐためにも気を付けている点としては、あくまでも「友達ではないこと」を念頭に置き、距離が近くなり過ぎないよう、できるだけ客観的に物事を捉えるようにし、

「自分がされて嫌な行為・発言はしない」など当たり前の事のように思えるが、この2点を意識する事で関係づくりにおいての失敗は少ないように思う。

距離が近くなり過ぎないようにと一言で言っても、仕事感を出し過ぎて畏まりすぎてしまうとクライアントの生活に緊張感を与えることにも繋がり、自宅がリラックスできる環境ではなくなってしまう。

その辺りのバランスは非常に難しいが、いかに寄り添い思いやりを持って接するかでクライアントの心は穏やかになるだろう。

ご家庭をお持ちのクライアントの場合、ご本人の意志は尊重しつつ、ご家族の意向にも寄り添い、時には家族の会話に入る事も緊張を和らげる要因にもなるのではないだろうか。

この先もクライアントが自然体で過ごせるよう、寄り添い思いやれる介助者でありたい。

◆プロフィール
浅井 悠平 ホームケア土屋 札幌

所属 ホームケア土屋札幌 介護福祉士

趣味 フットサル、ボウリング、カラオケ、バドミントン、料理、登山など

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