初めてのサービス提供責任者~暮らしの構造を支えるために~ / 濱本宏美

初めてのサービス提供責任者~暮らしの構造を支えるために~
濱本宏美

介護業界でよく聞く、「サ責」。サ責こと、サービス提供責任者とはどんな仕事をしているのか、改めて確認の意味も込め、今回コラムに書いてみることにしました。

まずは、「サービス提供責任者になりたい場合に必要な要件とは何か?」についてご紹介します。

①介護福祉士

②介護福祉士実務者研修修了者

③旧ホームヘルパー1級課程修了者、旧介護職員基礎研修課程修了者

④看護師、準看護師、保健師

上記のいずれかを満たしている必要があります。

サービス提供責任者の役割としては、訪問介護計画書の作成や定期的なモニタリング、サービス担当者会議の出席だけでなく、ヘルパーへの指示・伝達、業務の実施状況把握、業務管理など様々な役割を果たす必要があります。

実際にサ責の業務に携わるようになり1年5ヶ月ほど経ちますが、上記の役割を全て担えているかと考えると、まだまだ足りていない事も多くあります。自分の足りていない部分を、日々の業務が滞らないように管理者の方がサポートして補ってくださる事に日々感謝しております。

サ責になってからは、支援での関わりだけではなく、クライアントの制度利用等も含めた状況を総合的に把握する必要があります。クライアントに携わっている他業種、例えばケアマネジャーや訪看、担当医師等の情報収集をする為のコミュニケーションも必要不可欠となってきます。

また、支援に入っているアテンダントからも、日々の支援の中でしか気づけないクライアントの状態の変化などの情報を共有してもらい、大きな問題になる前に対応できるように協力してもらいながら、日々の業務を何とかこなせるように、こちらもこまめなコミュニケーションが大切だと切に感じています。

サ責になってみて、コミュニケーション能力や情報収集能力の必要性や大切さを改めて感じています。これからもクライアントに快く支援を受けて頂けるように、またアテンダントにも日々の支援をスムーズかつ快く行って頂くためのサポートをしつつ、日々の業務をやり遂げられるように精進していきたいと思います。クライアントやアテンダントから信頼していただけるように努力していきたいと思います。

◆プロフィール
濱本宏美 ホームケア土屋 北海道

出身地:北海道札幌市・趣味:ダイエット、散歩・保有資格:実務者
専門学校卒業後一般事務や医療事務の仕事をしておりましたが、当時大好きだったブランドの販売員に転職13年間勤務(途中母親が病気になり自宅にて介護)。
その後も様々な仕事をしていたが、介護の仕事に興味を持つようになり2021年介護職未経験でホームケア土屋に入社し現在に至る。

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