自分に介護が向いてないかどうか、それは相手との関係を築けたときにやっと、わかることなのかもしれない。 / 四ノ宮千鶴子

自分に介護が向いてないかどうか、それは相手との関係を築けたときにやっと、わかることなのかもしれない。
四ノ宮千鶴子

職業を考えたとき、私は、「介護のお仕事は自分には向いていない」と思い避けていました。

私が知っている介護のお仕事は、病院や施設などの目に見えるところだけでした。そこだけを見て大変なお仕事だと思っていましたが、友人や身内で介護のお仕事をしている人は多く、その人たちのほとんどが「仕事は大変だけど利用者と関わることが楽しいから続けられる」と話していたことを思い出しました。

今私は、重度訪問介護のお仕事をさせていただいておりますが、その意味がわかったような気がします。

初めは何も分からず気持ちに余裕もなく、先輩の指導の下、支援をさせていただいてクライアントからの厳しい言葉や態度に気持ちが折れそうになって、「自分には無理なのかな」と思う事もありましたが、先輩の励ましと、細かなアドバイスに救われた気がしました。

そうして続けていくうちに、クライアントとの関係性も構築することができ、やがて楽しく感じることができるようになりました。

とても大変なお仕事ではありますが、その中で少しでもクライアントが楽しいと思える時間や穏やかな時間を過ごして頂けるために「私達に何ができるのか」と、そんなことを考えることもできるようになりました。そして訪問した折にクライアントから「来てくれることを待っていたよ」と言われたとき、とてもうれしくて、このお仕事を選んでよかったと思いました。

私はチャレンジする事は好きですが、それを言葉にする事は苦手です。それは今でも変わらずではありますが、これからも仕事とプライベートを充実できるように少しずつでも声に出していこうと思います。やりたい事もあるため、いつか実現できればと思っていますのでこれまで同様頑張ってまいります。

◆プロフィール
四ノ宮千鶴子 ホームケア土屋 札幌

2019年より重度訪問介護のお仕事に関わらせていただき5年が経ちました。
現在は札幌で管理者としてお仕事をさせていただいております。
また、一児の母として頑張っております。
休みの日には友人や子供と外出したり、お菓子つくり等してリフレッシュしております。

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