興味を持つ!~「ラベリング効果」を逆手にとる!~ / 溝渕あゆみ

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興味を持つ!~「ラベリング効果」を逆手にとる!~
溝渕あゆみ

みなさんは音楽フェスに参加したことはありますか?

私はライジングサンロックフェスティバルに毎年参戦していました!

コロナ過になり中止などもあり3年行けていませんが・・・

よく「フェスが大好きです」と言うと、え?とかフェスですか?など、いい意味のえ?ではない反応が返ってくることがよくあります。

これは年齢的なものや、フェスのイメージなどの先入観からくるものなのかなと思います。

以前こちらのコラムでも話題になっていましたが、これも「ラベリング効果」にも繋がると思うんです。

良くラベリングされるのはいいですが、悪くラベリングされると、それは「ただの決めつけ」になってしまうのではないでしょうか。

介護のお仕事でも、「高齢者だからできない」「認知症だからできない」「身体が不自由だからできない」と、こちらが勝手にラベリングしたり、言葉にすることでその方は否定されていると思い、それが「暗示」にもなり、意欲を失うことにも繋がってしまうように思います。

一方、「ピグマリオン効果」。こちらは期待されることで成果が上がる事ですが、期待は相手からの肯定がこめられていて、「あなたならできる」という肯定感は「認められている=承認になる」と聞きました。

実際、私も認知症の母とのかかわりで悩んでいた時に、担当医の先生に「認知症だからできない」ではなく「認知症でも大丈夫」という言葉に救われました、先入観をなくし、「良いラベリング」をすることで、母も私も心境の変化を実感しました。

重度訪問の場面でも、様々なコミュニケーションの方法もあるので、クライアントやそのご家族の味方になり、言葉や行動で伝えられるように行動したいと思います。

プロフィール
溝渕あゆみ ホームケア土屋 札幌

溝渕あゆみ ホームケア土屋 札幌
病院勤務(終末期病棟)、小規模多機能型居宅介護を経て重度訪問へ
子供達も独立し今は2匹の保護猫と一緒に気ままにに暮らしています。

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